3D

下記はステイラスペンの紹介動画です。このペンをおすすめしたいわけではなく、仮想空間における3Dデザインの領域の進化を考えてみたく取り上げています。デザインの世界、設計の世界は平面(2D)の世界で最初は描くことから始まるのが普通でした。これが、仮想空間におけるデザインや設計の場合、いきなり立体を描くことが可能なのです。そうなると、ものづくりの設計、デザインのプロセスが変化するはずです。

プロセスが変わる

仮想空間での立体的なデザインが可能になれば、設計プロセスやデザインプロセスが大きく変革する可能性があります。今回は自動車デザインを事例に考えてみます。自動車のデザインはコンセプト図を描くことから始まります。そこから詳細のデザインを描き、縮小した模型をつくり、最終的には1/1の実物大模型のクレイモデルを制作していきます。どうしても実物大を制作しなければならない、と言われてきました。目の錯覚もあるので、縮小された模型ではデザインの曲線が実感できないのです。このプロセスが3Dだと、いきなり実物大のデザインが可能になるのです。

特徴

3Dでいきなり描くことができれば、次のようなメリットが出てきます。

1)コスト削減

  • 実物大のクレイモデルの制作には、材料費や人件費などの多額のコストがかかってきた
  • 仮想空間でのデザインでは、これらのコストを大幅に削減できる
  • 開発期間の短縮が可能になる

2)設計の柔軟性と速度

  • クレイモデルの制作には時間がかかり、設計変更が困難
  • 仮想空間では、デザインの修正や変更を即座に行うことができ、設計の反復サイクルが速い
  • 多様なデザインオプションを短時間で検討し、最適なデザインを選択できるはず

3)コラボレーションの促進

  • クレイモデルは物理的に一つの場所に存在するため、遠隔地のチームとの打ち合わせが不可能
  • 仮想空間では、世界中のデザイナーやエンジニアがリアルタイムで協働作業を行える

4)設計の視覚化と検証

  • 光の当たり方や材質の質感なども忠実に再現できれば、より正確なデザインの評価が可能になるはず
  • 空力性能やエルゴノミクスなどの機能面も、シミュレーションを通じて検証できるようになるだろう

まとめ

このように仮想空間における設計やデザインはメリットが大きい。ただ、物理的にVRゴーグルが必要であり、それなりの高額なツールなので普及には至っていない。サングラス型で安価なゴーグルが出てくれば普及期に入ると見込んでいます。スマホとサングラス型のVRゴーグルがあれば仕事ができるようになると予想しています。

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