同じ論調
下記記事をお読みいただくとわかりますが、毎回同じ論調で書かれている一貫性のある著者の記事になります。経済の評論としては少数派なのかもしれませんが、経済のシナリオは100通り以上あるので、どのような意見も一旦は知っておいて損もありません。確率が低い内容なのかもしれませんが、警鐘を鳴らしている根拠はあるのです。その根拠を知っておけば、どのようなポイントで経済が動いていくのかがわかるというものです。
2025年は株もビットコインも経済も大暴落する
もはや「大崩壊」がいつ起きてもおかしくない
https://toyokeizai.net/articles/-/846279
ざっと内容を要約すると
・巨大リスクがある
・株価、ビットコインは暴騰している
・市場はリスクを無視している
・人々はブームを謳歌している
・資産価格の水準はすべての領域で高い
という内容になります。この中で、リスクがあることは理解できます。先進国の債務残高はこの数年で急増しています。この巨大リスクは存在を否定することはできないでしょう。ただ、それが、今後どのような形に導くのかは意見が分かれるところです。巨大リスクを解消するかもしれないからです。
反対の意見
経済の評論は真逆も存在しています。先ほどの巨大リスクを解消する方向に行くと明言している人もいるからです。先進国の債務残高は解消される、と考えている人たちです。解消方法はシンプルに「インフレ」です。インフレによって債務が減っていくと考えています。そうなると、株価は逆に上昇していく、と予想しているのです。これも、正論であり間違っていません。日本が第二次世界大戦時に巨大な債務を抱えましたが、結局のところ戦後の急激なインフレによって解消している事実があります。インフレによる債務解消はシナリオとして予想できる内容でもあるのです。
双方を知って
上記のような内容が正反対ではありますがシナリオとして描かれているので、それを見て対処法を考えていくことが生き残る道になるでしょう。
1)大暴落、大崩壊が発生したら、というシナリオ
2)インフレが続く、インフレ急加速のシナリオ
の2つです。そのストーリーのとき、何ができるかを考えておくことでしょう。
まとめ
おそらく、2025年の終わりには何か結果が見えてくると予測しています。2024年の秋から先進国では政治が動きました。これほど各国同時に政治が動くことも珍しく、やはり世界中が転換しているのを実感します。その流れで、最後には経済にも影響が出てくるは必然ではないでしょうか。その影響がどのような形で出てくるのか、シナリオを描く時期に来ているのを感じます。
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