ビッグプロジェクト発表

2025年1月に入ってからAI界隈はにぎやかです。新しいAIがリリースされるだけでなく、ビッグプロジェクトも発表されています。米国大統領の就任に合わせて記者会見された
・ソフトバンク、OpenAI、オラクル
のトップによる記者会見は注目を集めました。共同で新しいプロジェクト(スターゲートプロジェクト)を立ち上げる発表をしたのです。しかも、数年かけて5,000億ドル(75兆円)を投資する計画です。あまりにも規模が大きいプロジェクトで驚きでした。しかし、他社はかなり強い批判をしています。そんな額の投資はできないはずだ、その投資額は確保できていない、などと痛烈な批判を繰り広げています。ハレーションが起こっています。

発表後にこれが発生

そんなビッグプロジェクトが発表された直後に今度は新星のAIが登場してきました。中国発のAI、DeepSeekです。発表された直後から、性能が高いことが実証され、業界にインパクトを与えています。現在は無料で利用できるため、「これがあるなら有料ChatGPTを解約する」動きも出ています。また、噂レベルの話では、
・開発費が数億円と劇的に低い
・開発スタッフも90人しかいない
と言われています。ただ、不確定な情報ではあります。他にもDeepSeekは、
・安い半導体を利用している
・性能の低い半導体を使っている
と言われており、それが引き金で半導体業界やAI業界の株価に影響が出ています。「DeepSeekショック」と呼ばれるようになっています。

数日後に起こった

実際にDeepSeekを触ってみましたが、高性能であることは実感できます。しかも、使いやすいと感じる人も多いかもしれません。プロンプトの入力がそれほど必要ないからです。ChatGPTを使うとき、プロンプトの入力が「面倒」と感じる人もいたはず。それが利用の障壁になっていたのです。簡単なプロンプトで思うような答えが出てきたらAIは普及すると考えています。今後はDeepSeek以外にも使いやすいAIやAIサービスが出てくるでしょう。

まとめ

後からリリースする企業は先に出ているサービスを追い越す必要があります。しかも、インパクトのある差をつけて追い抜かなければなりません。先頭を走っていたChatGPTも2024年の進化を見ると他社より若干遅いスピードに見えていました。それが、このDeepSeekの出現によって、ChatGPTって先頭なのか、と考える人も増えそうです。また、AIに多額の投資をしている企業ほど、社内がざわついているのではないでしょうか。開発費が100倍違うからです。ただ、情報が正しいのかまだ未確認なので、そのまま正しいととらえるわけにはいきません。今後の動向を見ながら冷静に判断したいと思います。

(下記動画は上記文章をAIで読み上げさせています。人の動きもAIが自動生成しており撮影はしておりません↓)

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