2016年だった

これからドローンの時代になると、話題になったのは2016年のころです。そのような本も出版されていましたし、ドローン関連のスタートアップ企業へ投資も始まったころです。それから約9年経った現在では、どこまでドローンが普及しているでしょうか。

検査に

現在ではドローンを利用した検査が行われるようになりました。たとえば、航空機の整備で全日空がドローンを導入しています。機体のまわりをドローンが飛び、撮影します。撮影された写真を遠隔で確認するようにしたのです。これにより将来懸念される整備士の不足に少しでも対応できる措置になります。

全日空 機体整備にドローン導入へ 国内では初 人手不足に対応 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250131/k10014709081000.html

散布用に

出張中に見かけるドローンは、水田の農薬散布のドローンです。今まではラジコンヘリが農薬散布を行っていました。それがドローンに切り替わっています。ドローンの場合、価格帯も100万円以下からあるので、導入のしやすさはあるのではないでしょうか。ラジコンヘリの場合は200万円から1000万円くらいの価格帯になるようです。

導入するメリット

ドローンが騒がれてから時間が経過していますが、思ったほど普及していません。荷物の配送に関しては、ほとんど実用化されていないのが実情です。安全面の問題がクリアされていないのでしょう。現在ドローンによって代替されている作業は、次のような内容にまとめられると思います。

  • 高所などの検査作業→足場や高所作業車が不要になり短時間で検査が終わる
  • 農薬散布作業→ラジコンヘリより安価で同じようなことができるようになっている
  • 警備作業→危険がともなう作業をドローンが代替している

まとめ

2016年のころの予測では、ドローンが活躍する姿が描かれていました。特に荷物の配送は実現可能で有益だと予想されていたのです。しかし、宅地や道路等の上をドローンが飛ぶことは今のところありません。安全面が確立されていないからだと思います。実際にドローンが風で流される映像を見ると安全面をクリアするには時間がかかるように感じます。新しい製品の普及は、このように壁をクリアしていかなければならないのです。

(下記動画は上記文章をAIで読み上げさせています。人の動きもAIが自動生成しており撮影はしておりません↓)

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