建物内案内ナビ
最新のテクノロジーのキャッチアップです。まず最初は、建物や店舗の中を案内してくれるスマホナビです。精度は1メートルで屋内の位置を特定してくれます。大きな建物や大型店舗では迷うことなく誘導してくれます。ARナビゲーションなので実際の屋内に方向矢印を表示してくれます。これなら最初に行った場所でも困らないのではないでしょうか。日本でいえば都市部の乗り換えや商業施設で活躍しそうなテクノロジーです。
ドローン配送の実態
現在ドローン配送の実例は少ないように感じます。今回はアイルランドのドローン配送企業です。かなり安全性には気をつかって開発をしているようです。CEOは
・「人口密集地の上空を飛ぶための安全基準を満たす航空機を作るには、多くの資本と多くの時間が必要になる。我々は、ダブリン空港を飛び立つエアバスA320に匹敵する安全性を示す必要があるのだ」https://forbesjapan.com/articles/detail/47410
と語っています。航空機並みの安全性とは、通常ですと
・型式証明
を取得する内容になります。エアバスは欧州になるので、欧州航空安全機関(EASA)が定めた基準が存在します。米国だとアメリカ連邦航空局(FAA)になります。日本の三菱スペースジェット(MSJ)が事業断念したのは米国の型式証明が取得できないからでした。それほど基準が細かい内容になります。実際にドローンが型式証明を取得するわけではないですが、安全面においてはその基準を示す必要があるとCEOが認識しているのです。まだ課題解決には時間がかかりそうです。ドローン配送の現実は次のとおりです。
- 物理的には配送可能だが
- 騒音問題があり
- 安全性の確保がまだ未確定であること
アイルランド:ドローン企業 Manna Drone Delivery
https://www.manna.aero/
まとめ
新しいテクノロジーはすぐに普及するケースと課題が残り続けるケースとあります。課題がある場合は、解決した企業だけが先に進み、参入障壁ができあがります。ドローンは安全性を確保した企業だけが普及していくでしょう。これは航空機メーカーと同じ参入障壁構造です。実際に日本の三菱スペースジェットは参入できませんでした。参入障壁が大きいほどクリアした企業は優位性が高いのを実感します。
(下記動画は上記文章をAIで読み上げさせています。人の動きもAIが自動生成しており撮影はしておりません↓)
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