スマホ満足度調査
スマホの満足度調査結果が出ています。満足度の結果は過去10年間のうちで最低の点数。満足度は下がっています。この結果には納得するのではないでしょうか。ワクワク感も期待感もなくなり、単なる日常利用するツールになっているからです。そのため、スマホに求める内容も大したことはありません。
- スマホの満足度は前年比4%減の78点(過去10年で最低)
- AI機能は期待されているが、顧客の評価に大きく影響していない
- ユーザーは今も「基本性能(バッテリー、通話品質、使いやすさ)」を重視
- AppleとSamsungは1%減の81点ながらリードを維持
- GoogleとMotorolaはともに75点(3%減)、小規模メーカーは68点(6%減)
求めるもの
ユーザーがスマホに求めているものは、
・バッテリー
・通話品質
・使いやすさ
です。いわゆる基本の性能だけを求めているのです。特にバッテリーに関しては、不満な人が多いでしょう。モバイルバッテリーを持ち歩く人が普通になってきました。使用頻度が高い人ほど、バッテリーは気になります。
メーカーの意図とのズレ
スマホメーカーは、基本性能を高めながらも、メインは
・AI搭載
にこだわっています。しかし、ユーザーはAIをさほど評価していません。まだAIを使いこなす段階ではないからです。簡単にAIが使えて、しかもとっても便利にならなければ、AIへの期待は大きくならないでしょう。このままでいけば、スマホでAI操作は不便というレッテルを貼られる危険性も出てきました。
スマホの次のデバイス
ChatGPTの運営会社OpenAIがデバイス開発会社を吸収合併しました。スマホの次のデバイスをつくるためです。OpenAIが吸収した相手は、Appleのデザインを長年手がけたジョニー・アイブ氏。求めているのは、AIを起点としたデバイスの開発です。2026年に発表されるようですが、今のところ情報はありません。スマホの次を目指しているのです。
まとめ
スマホは飽きられてきました。新しいスマホに買い換える理由があまりありません。スマホの次はスマホの延長線上になく、AIを起点とした補助線の上に描かれていくでしょう。今まで多用していたスマホだけでなく、プレゼンテーションで使っているパワーポイントなどのスライド作成ソフトも使わなくなりそうです。AIを起点とすれば、スマホもパワポも外れていく可能性が高くなったのです。その点を理解しながら次を予測しなければならないと実感しています。
(下記動画は上記文章をAIで読み上げさせています。人の動きもAIが自動生成しており撮影はしておりません↓)
スマホ満足度調査
https://theacsi.org/news-and-resources/press-releases/2025/05/20/press-release-telecommunications-cell-phone-and-smartwatch-study-2025/
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