むしろ増えたと感じる
「AIやDXで仕事は速くなったけれど、結局、空いた時間で別の仕事をさせられる。むしろ仕事が増えたように感じる。」という意見が現場から出ています。これでは、せっかくのAI導入も意味がないどころか、スタッフの不満につながってしまいます。なぜ「仕事が増えた」と感じてしまうのでしょうか。今回はその点を考えてみたいと思います。
「仕事が増えた」と感じるワケ
仕事に対する価値観を振り返ると、
◆「労働時間=価値」
と考えていたことに気がつきます。仕事をしたときの時間数の合計が価値になっており、時間が価値とつながっていると思っていたのです。言い換えると「労働時間(合計)が評価」だと感じていたのです。それが、変わりつつあります。時間の合計が評価対象ではなく、時間あたりの結果(アウトプット)が評価対象になってきたのです。たとえば、同じ時間数であっても、結果の違いによって
・1.0
・1.2
・1.5
・2.0
といった評価が分かれるようになります。冒頭の不満「仕事時間の短縮により別の仕事をすることが増えたように感じる」のは、評価が一定だから起こる不満です。同じ勤務時間数で評価が同じであるならば、仕事量が増えるイメージを持つようになります。しかし、今後は評価方法は変わります。時間数だけが評価の対象ではなく、「時間と結果」という組み合わせで評価されるようになっていくでしょう。そうすれば、仕事が増えるというイメージは無くなっていくはずです。
時間の質
「時間の質」が重視されるようになっています。それを受け入れ、仕事の評価対象が変化したことを理解しておくと時代の流れにスムーズに乗ることができるでしょう。ただ、一気に入れ替わることはなく、徐々に移り行くのでわかりにくい部分かもしれません。しかし、数年後には、すっかり変わっていくことになります。その点はわかっておいてほしいポイントです。
まとめ
ひとつの仕事が、時短になることはメリットです。結果で評価されるようになっていくとき、短時間で結果を出せることに価値が発生するからです。むしろ働く時間のほうが変化するかもしれません。一定の時間数を毎日働くことがなくなるかもしれないのです。まだ、確定したわけではないので、未確定なところはありますが、時間と評価の関係は変わることだけ理解してほしいポイントだと感じます。
(下記動画は上記文章をAIで読み上げさせています。人の動きもAIが自動生成しており撮影はしておりません↓)
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