住宅ローン固定金利が上昇
大手銀行が6月から10年固定型住宅ローン金利を引き上げることを発表しました。
・三菱UFJ銀行:1.83%
・三井住友銀行:1.95%
・みずほ銀行:1.80%
・三井住友信託銀行:1.945%
・りそな銀行:2.235%
となるようです。銀行が固定金利の算出基準としている「10年物国債利回り」が上昇しているのが原因です。金利は変動するものなので、不思議はありませんが、これからは、住宅ローンの金利が上昇したという内容が続くことになるでしょう。
上がるだろうの予測は5年前
2020年のころに、日本の金利上昇の兆候が見られました。そのため、住宅ローンは「固定金利」とこのサイトでも掲載し始めたと思います。まわりにも「固定金利」を推奨していました。しかし、変動金利の方が返済額が少ないので、選択するのは変動金利型住宅ローンの方が多いと思います。現状でもそうでしょう。
ただ知っておくべきなのは、海外は別の状況にあります。米国では住宅ローンは固定金利が主流。変動金利で組む人はいません。日本も30年前は「固定金利」がほとんどで変動金利で組む人はいませんでした。これも、場所や時代によって違うことを知っておくべきでしょう。
超長期国債金利上昇
超長期債利回りの上昇が5月は顕著でした。2025年5月後半において、30年・40年物などの超長期国債利回りが過去最高水準にまで急騰し、その影響で10年債利回りも1.5%近辺まで上昇しました。特に、超長期債の落札不調がきっかけで、利回りが一段と上がった格好です。そのため、日銀は、6月に買い手である金融機関を集めて意見を聞く予定にしています。意見を聞いたところで、答えは予想できているのではないでしょうか。金融機関がボランティアで国債を購入することはありません。ただ、何かの交渉によって別の提案があれば、金融機関が国債を引き受けることもあると想像しています。
まとめ
経済は兆候が出てから数年後に実際の結果として出てきます。現在出ている兆候は3年後ぐらいに実際の姿となって出てくるのでしょう。最近では、
◆日本の「財政破綻」はすでに始まっているが、それが誰の目にも明らかになる「きっかけ」は何か? 考えられる「4つのシナリオ」
という記事も出始めています。これも、すぐにそうなるわけではないのですが、将来予測として知っておく情報のひとつだと感じます。
(下記動画は上記文章をAIで読み上げさせています。AIが自動生成しております↓)
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