日本と似ている
日本は製造業の国と言われています。自動車産業が目立ちます。自動車メーカーだけでも10社以上あります。ただ、最近はグループ化が進み、トヨタ系、日産系、ホンダ系と3つに収束する形になっています。こんな日本の製造業と似てる国が1つあります。ヨーロッパにあります。
そうドイツです。
製造業の割合が大きく、自動車産業も同じように巨大です。自動車メーカーの数も多い。そんなドイツの現在の状況をご存知ですか。
現在のドイツ
現在のドイツは下記のような状況。あまり芳しいものではありません。
◆記録的な倒産数:2024年にドイツは87件の大型倒産を記録し、前年比36%増加という過去最悪の数字を達成
◆2025年の予測:信用保険会社アリアンツ・トレードによると、企業倒産は11%増加して約24,400件に達する見込み
◆雇用への影響:これらの倒産により、ドイツ全体で約21万人の雇用が危険にさらされている
◆大企業の状況:2025年第1四半期に、売上高5,000万ユーロ以上の大企業16社が倒産申請を行った
◆影響を受ける業界:繊維小売業、自動車部品産業、医療業界が特に深刻な打撃を受けている
◆専門家の見解:30年間破産業務に携わる競売人が「2008年の金融危機よりもひどい状況」と発言
このように、決して良い状況とは言えません。
自動車産業に関しては、中国市場に依存をしていました。しかし、中国の自動車メーカーがEVの安売りを行い、中国市場でのシェアダウン。さらにヨーロッパ市場も中国メーカーによりシェアダウンのマイナスの影響を受けています。
まとめ
ドイツの状況がよくないことは、2024年から聞こえていました。それが数値で出てきたと感じます。中国におけるドイツ自動車メーカーの成長は注目されていた過去があり、日本の自動車メーカーは乗り遅れたと言われていたのです。それが現在では、中国にベッタリだったドイツ自動車メーカーの方が苦境に陥っています。依存度が高くなったために経営リスクが大きくなったのです。その点では、日本の自動車メーカーの方が冷静だったのかもしれません。
(下記動画は上記文章をAIで読み上げさせています。人の動きもAIが自動生成しており撮影はしておりません↓)
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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazsine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ 藤原毅芳 運営 執筆 from2011
出典
https://www.zerohedge.com/geopolitical/worse-2008-financial-crisis-germany-becomes-nation-bankruptcy-no-end-sight