AIによる従業員削減を明言
Amazon の CEO が2025年6月に AI による従業員削減を明言。「AIによる削減」を明言した大手CEOは初めて。なので、メディアでも取り上げられています。今までは明確に断言せず、人員を減らしているテック企業が増える傾向にありました。そんな中で、AmazonはあえてAIによる削減を公表したのです。
Amazon「AIで従業員が減少」 巨大テックCEOが初めて明言
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN17EAH0X10C25A6000000/
発言内容は具体的
発言内容を見ると
『AI エージェントの急速な発展により、今日行われている仕事の一部で必要な人員が減り、今後数年間で企業全体の従業員数が削減される』
と具体的な内容で語っており、その点も衝撃だったのです。AIエージェントの進化を見て、この進化スピードが続けば、人の作業が代替されてしまうと確信したのでしょう。その確信を、社内に向けて送信していたのです。
対象となる人員は約22%。全従業員が156万人なので、35万人が対象となるようです。職種としては、下記のような職種がAmazonでは対象です。
・ソフトウェア開発者
・プログラマー(AI コーディングアシスタントによる代替)
・カスタマーサービス担当者(AI チャットボットへの置換)
・ビジネスアナリスト
・バックオフィス処理担当者
言い過ぎではない
AmazonのCEOが公開したことにより、他の企業も明言しやすくなるでしょう。AIによる代替を企業側が明言するようになるはずです。産業革命では、人力が蒸気機関に代替されました。現代においては、頭脳労働がAIに代替されていくことがこれで確定したといっても言い過ぎではないでしょう。
まとめ
AIによって代替される仕事が増えていくたびに、混乱が発生するでしょう。今後数年は続くと思います。その先には、完全に代替されてしまう仕事が見えてくるでしょう。代替されると仕事がなくなる恐怖がありますが、単に仕事は次のところに移動するだけです。同じところに滞留することはありませんので、「変化を常」としながら、新しい分野にチャレンジすることだと思います。
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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazsine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ 藤原毅芳 運営 執筆 from2011