大規模建設中
米国のスターゲートプロジェクトの進捗です。当初、スターゲートプロジェクトには少なくとも5000億ドル(70兆円)が投資されると発表されました。現時点では、OpenAI、オラクル、ソフトバンクのパートナー企業は、このプロジェクトに1000億ドル(14兆円)をコミットしています。このプロジェクトは、テキサス州アビリーンで進行しています。大規模なAIインフラを建設中です。
- 2024年6月に建設が開始され、当時は何もない不毛の地だった
- 現在は2200人もの作業員が現場で働いており、1200エーカーの敷地に8棟の建物を建設中
- これらの建物には最大40万個のGPUが設置される予定で、世界最大級のコンピューティングクラスターの1つとなる見込み
- 現場では多くのフォークリフト、クレーン、ダンプトラック、掘削機が稼働しており、155台の車両が土砂を運んでいます
- 600トンクレーンといった大型重機も導入されています
- 作業は24時間体制で行われており、2026年半ばの完成を目指しています
交渉中
OpenAIは、最初にマイクロソフトから2兆円近くの投資を受けています。その後に、スターゲートプロジェクトを発足させており、現在、OpenAIとマイクロソフトの交渉が始まっています。
交渉の内容は、マイクロソフトがOpenAIから受け取る収益の割合を下げること。現在の取り決めではレベニューシェアが20%となっています。他にも、マイクロソフトはOpenAIのすべての技術や知的財産にアクセスする権利を保有しています。その点についても制限してほしいと求めているようです。その裏には、OpenAIが買収するAIスタートアップ企業の知財を守ろうとしているようです。
まとめ
AIに関しては、「ゴールドラッシュ」の状態。新たな金鉱脈が見つかったので、そこに各企業が集まっている状況です。どこが覇権を握るのかまだ未定。混沌としています。OpenAIも当初はマイクロソフトグループと見られていましたが、現在は違います。マイクロソフトグループから抜け出したい動きに見えます。この時点で、OpenAIの新たな提携先としてソフトバンクが入っているのは過去の歴史から見れば当然の動きなのかもしれません。知っている人にとっては予想通りの展開になりそうです。
(下記動画は上記文章をAIで読み上げさせています。人の動きもAIが自動生成しており撮影はしておりません↓)
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