OSを入れ替える
時代が変わると新しい手法が取り入れられます。しかしそこに追随できない人も出てきます。そんな人のために「OSを入れ替える」という表現を用いることがあります。頭の中のオペレーションシステムを刷新しなければ、追随できないという意味で用いられます。現在ビジネスにおいてはデジタル化が進んでいます。パソコンやタブレット、スマホを用いて仕事をする事は普通になりました。では他はどうなってるのでしょうか。例えば学校の授業はどこまででデジタル化されているのでしょうか。学校教育は常に定点観測したいと思っています。なぜなら5年後10年後の新人さんのことを理解したいからです。
1800台導入
面白い事例が出ていました。岐阜県岐阜市の取り組みです。学校の校務で使われるパソコンのOSを入れ替えてしまったのです。ウィンドウズパソコンからMacBook Airに切り替えたのです。思い切った取り組みだと感じました。ウィンドウズからはMacBookに切り替えるには、ハードルがあります。経験した人はわかると思います。そのハードルを越えてまで取り組みたい内容があったようです。それは授業の刷新です。
物理的に切り替えた
既存の授業の進め方では今後はダメだということで、改革を考えていたようです。そのときに、教える側の先生の頭のOSを入れ替えたいと思ったそうです。その勢いで、物理的なパソコンを切り替えてしまったようです。この辺の手法は非常に効果が高いと思います。反発する人もいると思いますが、新しいツールを使うことで、授業の手法も新しくなるでしょう。
表現が変わる
個人的にもMacBookを導入してから、スライド資料の作り方が変わりました。スライド資料のアプリが違うので、スライドショーの動きが多彩になったのです。スライドの動きが変わると、資料の表現の仕方も多岐にわたり、またスライドを見る人の理解も深まります。このように、使う道具を全て一気に変えてしまう事例は非常に注目。今回はどこまで効果が出ているのか、後から確認したいです。
まとめ
ここ数年は新しいツールが次々と出てきている時代。今後もそれが続きます。このようなできは、新しいツールを試し、よければ実装していく。しかし、またさらに良いものが出てくるのであれば、思い切って切り替えていく。そんなサイクルの時期になります。もったいないから使い続けるという判断をしてしまうと、かえってマイナスになる可能性も出てきているのです。試される時期に来ています。
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『経営情報Web Magazsine ファースト・ジャッジ』運営執筆 藤原毅芳(fjコンサルタンツ) from2011