視野が広がれば、幸せが増えていく
ずっと学び続ける。仕事のため、趣味のため、あるいは単なる好奇心から調べたりする、追求したり。でも、なぜ学び続けるのか、その理由を考えてみると、行き詰まる人も出ているようです。
・そこまで学びたくない
・必要性を感じない
・これ以上成長を望まない
など、意見は分かれます。そんな気持ちになることもあるでしょう。
しかし、「学びの継続」の最も本質的な理由は、視野を広げるためではないでしょうか。新しい知識やスキルを身につけることは、新しい視点を与えてくれます。そうなると、今まで見えなかった世界や可能性に気づかせてくれるのです。考え方が変わることもあるでしょう。その先に何があると思いますか。視野の拡大は「幸福」へつながっています。
・「視野拡大」→「幸福」
というプロセスは実証されている内容なのです。
逆を考えればわかる
視野が広がると、人生はより豊かになります。新しいレンズを通して世界を見るようになるからです。多様な価値観を理解し、異なる文化や考え方に触れることで、自分の価値観が絶対ではないと気づき、他者への共感や寛容さが生まれます。自己受容も拡大するでしょう。自分のプラス面だけでなく、マイナス面も受容できるようになるのです。
この視点、逆を考えれば理解しやすいと思います。視野が狭い人を思い浮かべてください。どのような発言をされていますか。
・納得できない
・受け入れられない
・それは間違っている
と、自己主張を繰り返しているのではないでしょうか。また、発言も他人に対する発言ばかりで、自分のことを振り返ることもありません。視野が狭い人ほど、ネガティブな言動になりがちなことは否定できないと思います。特に新しいことが出現したときほど、拒絶反応が大きい。ここ数年、新しいテクノロジーが次々と出現していますが、それに対する反応も視野の広さが関係していると思います。
自己受容の高まり
視野が広がることは、他者を知るプロセスであると同時に、自分自身を深く理解し、受け入れるプロセスでもあります。異なる背景を持つ人がいることを実感することで、かえって「自分」という存在を客観的に見つめ直すことができるのです。
・見たくない自分
をだんだんと受け入れることができるようになるでしょう。そのためにも、「視野を広げる」はキーワードになると思います。
まとめ
視野が狭いと言われたくはありません。視野が広い方がいいのはわかるでしょう。しかし、簡単に視野は広がりません。視野を広げるには、自分とは異なる意見も見る必要があります。ネットの世界、SNSの世界では、おすすめされるコンテンツが同じ内容ばかり。どうしても自分の意見に沿った内容ばかり見てしまいます。そうではなく、書籍や論文を読むことで異なる意見に触れることもここでは大切なプロセスになります。そこには、時間の投資をする価値があると思います。その先に自分の幸福が待っていると思えば進むことができるのではないでしょうか。
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『経営情報Web Magazsine ファースト・ジャッジ』運営執筆 藤原毅芳(fjコンサルタンツ) from2011