あきらめている
メンバーが「気が利かない」という悩みは、多くの現場で聞かれる課題。本人の性格の問題だとあきらめてしまいがちですが、実はそうではないと考えています。「視点の置き方」や「予測の立て方」を知らないだけのケースがほとんど。ある程度は、成長すると思っています。
能力不足ではない
「気が利かない」スタッフを観察すると、大きく3つの原因に分かれます。
- 認知の不足: そもそも周りで何が起きているか見えていない
- 予測力の不足: 次に誰が何を必要とするかイメージできていない
- 経験の不足: 気づいていても、どう動くのが正解か確信が持てない
気が利かない、というのは、能力不足ととらえず、単に経験不足だと考えてみます。そうすることで、メンバーを変えるためのトレーニング方法を考えられるようになります。
視点を変えるトレーニング
まず受け身からの脱却で、自分で考える習慣に変えていきます。予測をする習慣にしたり、相手が何を望んでいるのかを当てる思考を身につけていく段階です。ここは、経験ではなくてもよく、シミュレーションの数で思考を養うこともできます。他にも次のようなトレーニング方法があります。
- 痛みを共有する「役割シャッフル」
自分の業務が次にどう繋がるかを理解させるため、後工程の業務を体験させます - 予測脳を作る「一歩先読みワーク」
日常の風景から、未来のトラブルを予測する訓練をゲーム感覚で行います - 気が利く人の視点を盗む「逆転ログ分析」
他人の行動を分析し、その「判断基準」を言語化させます
50問設問
今回も特定の方向けに50問の設問を作成。これを集中して取り組むことで思考の習慣化を生み出すためです。このように経験を一気に詰め込むようなシミュレーションは効果が大きい。経験をもとに成長を期待しても時間がかかるだけです。何年もかかってしまいます。特定の能力開発は集中して取り組むことがポイントだと感じています。
まとめ
「気が利く」は才能ではなく、トレーニングで習得できるスキル。経験値を軸にして、いかに考えてもらう回数を増やすのかがコツ。一気に新しい思考回路を作ってしまうことです。そうすることで、今考えることの回路が増設されることでしょう。
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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ 藤原毅芳 運営 執筆
