「多役割人材」の時代
ポリバレントという言葉、知っていますか?
サッカー好きな方なら一度は耳にしたことがあるかもしれません。サッカーにおいて
「複数のポジションをこなせる選手」
を指してポリバレントと呼びます。しかし今、この言葉はビジネスでも応用できるのでは、と感じます。
AIが普及し、少人数で大きな成果を出せる時代になった今、ポリバレントな人材・組織設計は企業経営者にとって関心のあるテーマのひとつになっているのではないでしょうか。場面によって、ちがう役割を任せられる人が欲しいと感じさせるタイミングだからです。
分野別のポリバレント
| 分野 | 意味・具体例 |
|---|---|
| サッカー | SBもMFもこなせる選手のこと。戦術の幅が広がる |
| 製造業 | 複数工程を担当できる「多能工」。ボトルネックを解消できる人財であり収益性に直結する |
| ビジネス全般 | 営業もできてマーケティングも理解している人財。成果の差が出る |
なぜ今、ポリバレントなの
人手不足や欠員が出ても補充できない。そんな部署が発生しています。特に技能を必要とする担当者が不足しがち。そうなると、ポリバレントな人財は注目され、評価も高くなります。
注目すべきは、
・ボトルネックを解消できる
こと。企業の成果は、
・ボトルネックの制約
に左右されています。ボトルネックを解消したり、広げない限り、成果が増えない。人手不足だけの問題ではないのです。ボトルネック領域を解消する人財が最も優先して確保したい人財になるのです。ポリバレントな人財がボトルネックも解消できる人であるならば、成果にも直結し、収益も増加します。だから評価が高くなるのです。
まとめ
ほとんどの場合、技能はひとつずつしか習得できません。そのためポリバレントな人になるには、時間がかかります。ひとつずつ習得していくことになるのです。しかも、興味・好奇心がなければポリバレントにはなれません。
この仕事だけ、できればいい、と考えている人がポリバレントになることはないのです。新しい技能を習得するには、専門知識も広げなければならないでしょう。最初は、失敗ばかりかもしれません。その中で、継続するマインドが必要だと感じます。長期の戦略としてポリバレントな人財を目指すのは今後有益ではないでしょうか。
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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ 藤原毅芳(fujiwara takeyoshi) 運営 執筆
