フィボナッチ数とは
デザインの世界では黄金比が使われています。黄金比に沿った曲線を用いてデザインされるのです。そのほうが安定したデザインに落ち着くのです。
たとえば下記ロゴにある円の大きさ、曲線の比率は黄金比に沿って描かれています。Apple社のリンゴマークもすべて黄金比の曲線群によって作成されているのは有名な話です。法則性に基づいて作成されていたのです。
他にもこんな曲線を見たことはあるのではないでしょうか。
この黄金比のもとになっているのはフィボナッチ数です。学者名から由来する数。具体的には下記の内容になります。
フィボナッチ数とは
https://forest-clinic.jp/knowledge/etc/post-605.html
「どの数字も前2つの数字を足した数字」という規則の数列のこと
イタリアの数学者フィボナッチ(1170~1259年頃)に因んで名付けられた数
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%9C%E3%83%8A%E3%83%83%E3%83%81%E6%95%B0
実際には、
0,1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144,233,377,610,987,1597,2584,4181,6765,10946,17711・・・
という数字のことを指しています。
- 0+1=1
- 1+1=2
- 1+2=3
- 2+3=5
- 3+5=8
- 5+8=13
- 8+13=21
- 13+21=34
- 21+34=55
- 34+55=89
という法則性の数列のことです。では、この数字が何の意味があるのでしょうか。
自然界の法則
この数列に沿って自然界ができています。枝分かれしていく数や花びらの数はこの法則性が当てはまります。また、この数列を音にすると綺麗なメロディーが成立するのは不思議な感覚になります。
まとめ
『自然界には直線が存在しない』
自然界には直線という概念が存在しない。そこには曲線のみで構成される世界があります。逆に人工物は直線で表現されます。統制された形であったり、制御され、管理された美しさと言われています。
どちらが良い悪いではなく、自然界と人工物には曲線と直線という性質の違いがあることを知っておくのは損ではありません。自然を求める流れのときは曲線美で表現し、統制された内容を求めるときは直線的にあらわしていくのです。
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ビジネスリーダーのためのWeb Magazine ファースト・ジャッジ:4,870投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆