取り戻すのに2日かかる

1日サボると取り戻すのに2日かかる、という格言があります。もともとは、学習について差し示した言葉になります。ただ仕事も同じではないでしょうか。仕事のスキルを高めるのに、1日サボってしまうと、取り戻すだけで2日かかるのです。この感覚、体を鍛えたり、スポーツをやっている人はすごくわかっていると思います。特にプロ選手はトレーニングを止めることに焦りを感じる人もいるのではないでしょうか。

何もしないと

知識に関しても同じように考えると、「知識が毎日増えなければ知識は減っていっている」となります。知識を増やす努力はプロとして当たり前のこととしたいです。そのための毎日のトレーニングメニューを考えるのもひとつの方法でしょう。たとえば下記のようなメニューになります。
・朝起きたら新聞を読む
・新聞はまず見出しだって全て見る
・その次に仕事に関係する記事だけ読む
・お客様に提供できる情報を選別する
・社内に共有できる情報を保存して
・新しい知識吸収する分野テーマを決めておく
・新しいテーマの記事を読む
・時間があれば新聞だけでなく、他のメディアにも目を通すこと
となります。これを10分バージョン、30分バージョン、60分バージョンとスピードを変えられるようにしておくと便利です。毎日60分やろうとすると、時間が取れない日もあるので、結局のところストップしてしまいがちです。それならば10分バージョンを作っておき、形だけでも行うようにしましょう。継続できるかどうかは、このようなメニューとスピードのバージョンを複数持っておくことがコツになります。

脳を鍛える

身体を鍛えるのと同じように考えていければ、知識を増やすことは脳を鍛えることになります。自分の脳が活性化されているのかどうか、反応が速いのが遅いのか、アイディアが豊富に出てくるのか、といった点を毎日観察することで調子がわかるようになります。ただ身体の変化のように、すぐに手応えを感じることが少ないので、小さな成長を自分で見つけられることがポイントなのかもしれません。

蓄積方法

以前ならばメモを取ることが知識を増やす基本動作でした。しかし現在はスマホを用いて保存しておく作業になります。写真を撮ることも有効ですし、メモ帳アプリに保存しておくのも1つの方法でしょう。個人的にはこの数年間Notionを利用しています。新聞記事のリンクも専用のデータベースを作って保管しています。年間5000個の記事が蓄積されていく感じです。

まとめ

知識を増やす理由は、真偽の判断ができるようになるためです。そこに価値が置き変わっていくでしょう。またAIが考えつかないような「新しい意味を見出す」ことも価値のひとつになっていくと思います。価値ある場所が移動していくのです。その現実を理解しておく方が良さそうです。

(下記動画は上記文章をAIで読み上げさせています。人の動きもAIが自動生成しており撮影はしておりません↓)

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