得手に帆を揚げる

「得手に帆を揚げる(えてにほをあげる)」という言葉があります。得意なことが発揮できるタイミングが訪れたとき、勢いよく進めることです。帆を揚げるとは、風が吹いてきたときに帆を揚げ船を進めること。得意領域で仕事できるときは、帆を揚げて前進する。得意な分野であれば、能力を発揮し、無限の可能性を広げていくのです。そんな仕事観をあらわしています。

得手に帆を揚げる(えてにほをあげる):
得意なことを実行に移す好機が訪れたときに、逃さずに調子に乗って物事を行うことを意味する慣用句
「帆を上げる」は、順風が吹いてきたときに帆をいっぱいに張って舟を進める様子を表しており、勢いに乗ることを意味する

得意分野をつくる

「得手に帆を揚げる」は、そもそも「得意分野」、「得意領域」がある場合に成立する言葉になります。得意分野がなければ成立しません。初めて担当した仕事が得意分野になることもあります。自分の特性を考えて得意分野をつくる人もいるでしょう。中には、得意分野を探し求めて、いろんなことを手がけるが何も得意にならないケースもあると思います。得意分野がわからないときは、目の前の仕事で他より差をつけるぐらいになっておくといいでしょう。

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得意分野をつくるとき、将来性は考えておきたいポイントです。これから求められる領域にいることで価値が高くなるからです。「役に立つ」ことに仕事の価値がありましたが、今後は役に立つことに価値があるとは限りません。代替されると一気に価値がなくなるからです。そのあたりのことを考慮することになるでしょう。見極めは大事です。

まとめ

仕事の価値の見極めをする時期に来ました。将来、どの仕事領域に価値が残るのかを予想することです。市場リサーチの領域は代替されることがほぼ確実になってきました。そうなると、得意分野は他の領域で探すことになります。ヒントとして、不確実な領域ほど人間が解決していることに気がつくことです。不確実性が高い領域に関する仕事であれば、それを得意分野とするには最適だと感じます。

(下記動画は上記文章をAIで読み上げさせています。人の動きもAIが自動生成しており撮影はしておりません↓)

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