過激になっている
最近大企業のトップの発言が過激になってきました。時代の変化についてこれない人を振り落とすように感じる発言をするようになっています。言葉は丁寧ですが、内容が過激なのです。そこには、意図があるのでしょう。最近でも、KDDIの社長が「AIを使えない人はほっておけ」とメッセージを発信し話題になりました。その真意はどこにあるのでしょうか。考えてみたいと思います。
「AIを使えない人はほっておけ」
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00550/030500103/
使えるように頑張れではなく
KDDIでAIを使っている人は8割程度。ほとんどの人が使っています。使わない人は2割。パレートの法則
・80:20
に当てはまる事例です。組織において半数以上の人が使い始めると一気に8割まで使用する人が増えます。しかし、8割からは急に普及スピードが落ちていきます。絶対に使わない人たちがいるからです。
「AIなんて使わなくても仕事はできる」
と思っている人たちです。そんなとき、企業側は
「頑張って使いましょう」
と声をかけることがほとんど。しかし、今回のKDDI社長の発言では、使う使わないの2極化になるのはOKと表明しています。時代の変化に追随しない2割の人に何もしないことを宣言しているのです。世の中は2極化していくのでボトムアップはあえてしないという選択です。
今、うちの会社は社員の7~8割がAIを使っていますよ。使う人と使わない人で2極化しています。普通の社長でしたら「全員がAIを使えるように頑張れ」と言うかもしれませんが、僕は「AIを使えない人はほっとけ」と言ってますからね。2極化することは全然OK。おそらくそういう世の中になっていきます。
まとめ
急激な時代の変化のときは組織のボトムアップは行わないのがここではわかります。時代の変化に追随する層の人をさらに上に引き上げるのが優先だからです。そうしなければ企業が存続できないからです。組織の規模が大きければ大きいほど、その傾向は強くなります。今年2025年はその傾向が表出する時期であり、露骨なことが行われるタイミングでもあります。それほど時代変化のスピードが速いことだけは自覚しておきたいと思います。
(下記動画は上記文章をAIで読み上げさせています。人の動きもAIが自動生成しており撮影はしておりません↓)
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