参加メリット

特定の業界の展示会に出展するメリットは多岐にわたりますが、
* 有望な見込み顧客との直接的な接触機会
があることはメリットして大きいです。また、遠方から来場される方もあり、こちらが出かける必要もないので効率の良いマーケティングの機会になります。特に日本全国を市場とするビジネスで、会社規模が限られる場合は、展示会に出展するメリットは大きいのです。費用と工数はかかりますが、メリットの方が大きいケースの方が多いのではないでしょうか。

特定業界ほど

特定の業界に特化した展示会には、その分野に興味や課題を持つ企業担当者や意思決定者が多く来場します。そのため、一般的な広告では接触しにくい、購買意欲の高い見込み顧客と直接出会える可能性が高まります。会話の中にもビジネスのヒントが出てくることもあり、来場者とのコミュニケーションに価値があるのです。その場で、相談されることもあり、顧客課題を直接ヒアリングできる絶好の機会ともいえるでしょう。

最新トレンドの把握

展示会に出展する目的は集客ですが、実は業界の最新トレンドをリアルに感じるのも大きなメリット。他のブースを見学でき、情報交換もできるからです。業界の最新技術、製品、サービス、トレンドを一度に把握する機会でもあります。継続的に同じ展示会に出展していると、出展者の顔ぶれも定点観測ができるので、新しく出てくる企業など、業界の流れをリアルに感じることができるのではないでしょうか。新規参入が増えているのか、減っているのか。そんなところからも業界の活発度を感じ取ることができます。

デメリット

ただ、展示会に出展するデメリットも存在しています。展示した製品・サービスが広く周知されるのでマネされるリスクはあるのです。類似品が出てくることも想定しておくべきでしょう。そのためにも、展示する製品・サービスは差別化できるものに限定しておくのもひとつの方法でしょう。

まとめ

展示会はとにかく準備に労力がかかります。出展者は、始まる前に疲れきっているケースもあり、展示会後のフォローは手薄になってしまいがち。その点は配分を考えながら、フォローに力を注ぐようにしたいところです。展示会の前後まで考えた計画が大事だといつも感じます。

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『経営情報Web Magazsine ファースト・ジャッジ』運営執筆 藤原毅芳(fjコンサルタンツ) from2011