思考パターンが違う
業績を上げ続ける人、常に成果を出し続ける人には、共通する特徴があります。それは、能力や技術の差というよりも、根本的な「思考のパターン」が異なっているという点です。
「プラス発想を心がければいいのでしょうか」という質問をいただきます。しかし、それだけでは不十分。プラス発想だけで物事がすべて完璧に進むわけではありません。本当に大切なのは、目の前で起こるできごとをいかに「前向きにとらえるか」という姿勢だと感じています。プラスで発想しながら、行動できるような前向きさがここではポイント。今回はプラス発想と前向きにとらえるの違いを解説していきます。
「できる・できない」を超えた「やってみよう」の精神
プラス発想と前向きな姿勢は、似ているようで決定的な違いがあります。プラス発想は、悪いことを無理に良く解釈しようとする側面がありますが、前向きな姿勢とは「できるか、できないか」という損得や可能性の判断に縛られないことを指します。
新しい課題に直面したとき、多くの人は「今の自分にできるだろうか」と足踏みしてしまいます。一方で、成果を出すスタッフは、まず「やってみよう」という言葉が先に出てきます。この初動の軽さこそが、前向きなとらえ方の本質です。
成果を出す人の行動事例
例えば、新しいデジタルツールの導入が検討された場面を想像してみてください。業績が伸び悩むスタッフは「使いこなせるか不安だ」「今のままでも困っていない」と、現状維持や失敗の可能性を先に考えてしまいます。一方で、業績を上げるスタッフは次のように動きます。
「まずは触ってみて、何ができるか試してみよう」
「効率が上がる可能性があるなら、一度運用してみよう」
この反応は、営業時代に何度も遭遇しました。法人営業をしていたとき、顧客企業の営業担当の方の反応がそうだったのです。新しい製品を紹介に行くのですが、その製品が日本でどこも扱ったことがない製品だったので
・使わなくても売れるから・・・
と断ってくる人もいました。その一方で
・使いますよ
と即決する人もいたのです。よくよく聞いてみると、やはり業績の差が歴然とありました。その事象はよく覚えています。
思考を切り替える一歩
結果が確定していない段階で、まず一歩を踏み出す。その姿勢の積み重ねが、最終的な業績の差となります。日々の業務の中で、判断に迷う場面は多々あるのが普通です。その際、思考の基準を「可能性の有無」ではなく「取り組む姿勢」に置いてみるのもひとつの方法でしょう。スタッフ一人ひとりがこの思考パターンを身につけることで、チーム全体の活力は劇的に変わっていくと思います。
まとめ
まずは目の前の新しいできごとに対し、フラットに、そして力強く「やってみよう」と向き合うことから始めてみてください。時代の変化スピードが早く、行き先不透明なときほど、その方が良いのです。
——————————-
スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ 藤原毅芳(fujiwara takeyoshi) 運営 執筆
