経営方針が【統廃合】から【分散化】へ
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2008年9月に起こったリーマンショック。
それがきっかけで、企業は
【統廃合】
に流れていきました。
社内の部署の統廃合
支店、営業所の統廃合
はたまた企業M&Aによる統廃合
とムダをそぎ落とすために統廃合を
繰り返してきたのです。
それが、3月の東日本大震災から
【分散化】
の流れが加わりました。
今まで見えなかったリスクが見えるように
なってしまったため、やらなければならない
状況になってしまっています。
(参考:スズキが工場再配置を検討しはじめた )
5月に
「製造業のキーワードまとめ」
という内容を当ブログで書きました。
状況はさらに変化してきています。
動きがはやいですね。
電力不足も東京電力管轄内の問題であったのが
現在では、日本全国で電力事情を考慮しなくては
ならなくなりました。
業界によっては、
「日本にいることのリスク」
が急激に増えてしまったのです。
【分散化】も当初は国内の移動がメインでした。
それが、たとえば西日本に移動を考えた時、
電力事情で受け入れてもらえないリスクも
出てきたのです。
となると、企業によっては、
世界中へ【分散化】
させる必要が出てきたわけです。
(参考:日本の企業が海外へ脱出 )
まとめますと、
過去から日本の税制は諸外国と比較して
高いと言われてきました。
そこに電力事情が重なり、地震などの
リスクも顕在化してしまった。
これだけの条件がそろえば、腰の重い
経営者も【分散化】へ向かうしかない、
というのが本音でしょう。
これは、止められませんね。