新商品の普及=新しい市場と解釈できるか?
- 更新日:
- 公開日:
画期的な商品が出てきたときに
単に「新商品がでてきた」
ととらえる方と、
【これは、市場がなくなる!】
と気がつく方に分かれます。
どういうことかと言えば、たとえば
LED照明は普及していく時、
蛍光灯などを駆逐していく。
これは、
【蛍光灯】という市場が消滅
すると解釈できるのです。
電気自動車もそうなるでしょう。
ガソリンエンジンの自動車という市場が
なくなっていくわけです。
数十年かけて。
iPhone、iPadは、パソコン市場を
消滅へと向かわせています。
国内の携帯電話メーカーも
スマートフォンという新しい市場に
完全に出遅れています。
このうように振り返ると
画期的な新商品は新しい市場を
つくりだしてしまっています。
【新規商品】=【新市場】
今までの市場のシェアを変化させて
いくだけ、という理解では乗り遅れる
ことになってしまうのです。
新しい市場ができることは、
大手メーカーなどの巨大な
会社ほど不利にはたらき、
新しく参入するベンチャーにとっては
有利にはたらきます。
大手は抱えている人員、設備、販売網が
かえって重荷になり、方向転換がなかなか
できません。
だからこそ、規模が小さいことが
有利にはたらくのです。
国内でも電動スクーターのベンチャーが
活躍をはじめています。
昨年だけで3000台の販売実績があるようです。
こうした動きは感度良くとらえていきたいですね。