アセンブリ(組立て加工)の業界の業績が
芳しくありません。
そのためか、
モノづくりの危機
なんて言われてしまいます。
でも、本当なのでしょうか?
大手のメーカーの不振がすべてを
表しているのでしょうか?
細かく見ていけば、そうではないことが
分かります。
大手メーカーは、現在
家電、携帯電話などの分野で世界のメーカーに
遅れをとっています。
「魅力ある商品をつくることが
できなかった」、と記者会見で
言ってしまった会社もありました。
開発を国内に振り向けすぎだった
のが今になって、この結果となって
あらわれたのです。
その点、アセンブリではない、
素材メーカーは、競争力があります。
なぜなら、
素材製品の品質を作り上げるのに
数年かかっているのです。
韓国のメーカーも日本の素材、
材料がなければ何もつくることが
できません。
そこには、日本の強さがあるのです。
企業の経営は、
最終的には競争しか
残りません。
なぜなら、
顧客は一番いいものしか買いません。
二番手からは、ほとんど買いません。
この現実はそらすことができません。
逃げることもできません。
現在、モノづくりでは、競争力があるのは、
素材メーカー
であるわけです。