世の中には業界が分かれています。
それが、時間とともに融合したり、
境界線がなくなったりします。
たとえば、
オートバイと自転車業界が
【電動アシスト自転車】
という商品によって融合してしまいそうです。
というのも、現在はオートバイが売れない。
その一方で、電動アシスト自転車は販売台数が
伸びています。
販売台数でオートバイを抜いています。
2010年の二輪車販売台数は38万台。
一方の電動アシスト自転車が40万台を
越えています。
そのため、オートバイメーカーは、二輪車から
電動アシスト自転車へとシフトしているわけです。
代表的なところが、ヤマハ、スズキ。
古巣の自転車業界はどうなっているかといえば、
自転車の販売台数は減少傾向にあります。
自転車保有台数が全国で7000万台ですが
国内の出荷数量は1990年の800万台をピークに
現在は400万台前半まで下がっているのです。
そのため、電動アシスト自転車へは期待も大きい。
メーカーでは、パナソニック、ブリジストンサイクル、宮田工業など。
売れる商品が業界の境界線を消滅させているわけです。
今後、他の業界でもこのような流れは発生します。
経営の優先順位としても新規参入に注意しなければ
ならない時代だということですね。