リーダー論は、世の中にいくつも出ています。
はずせない要素のひとつに
「誰のことでも考えてくれる」
というのがあります。
分け隔てなく考えてくれる姿が尊敬されるのでしょう。
ただ、どのように考えているかで差が出てしまいます。
これを、2種類のやさしい人、と解説した文がありました。
下記になります。
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やさしい人には2種類あります。1つは「自分」を気遣う人。
もう1つは「相手」を気遣う人です。
自分を気遣う人がやさしいと思われがちですが、そうではありません。
「こんなことを言ったら部下に嫌われてしまうのではないか」と
自分を気遣う人は、部下に厳しいことを言いません。
こういう人は周囲の評価が高いことが多いのですが、
このタイプを管理職で上に上げていくと組織がガタガタに
なってしまう。いつも自分のことを気遣うから、組織や会社の
ことが二の次になってしまうからです。
キャノン電子社長:酒巻久氏。
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上記のように、部下のことを考えているようで
実は、自分のことを気遣う人もいるのです。
この手の方は自覚がないからやっかいです。
そうでしょう。
人のために気遣い、行動していると錯覚していますし
まわりの評価も高いので満足してしまうからです。
ただ、見極めは簡単。
組織の実績が出ることがないからです。
酒巻氏の言葉は、それを表しています。