【fjコンサルタンツ365日Blog:3353投稿目】

業界のシェアを大手数社が占めている場合、

各社から提供される商品やサービス、価格が同化してきます。

携帯キャリアの価格はドコモ、KDDI、ソフトバンクの

3社が横並びになりました。

当初はソフトバンクが価格攻勢をしかけましたが

時間とともに横並びに落ち着いたのです。

ただ、新規参入の会社があればまた価格、サービスが

競争していくのです。

楽天が参入を表明していますので、これからの動きが

楽しみです。

どのような戦略を立ててくるかに注目です。

他にも、航空業界はJALとANAが2強なので提供する

サービスが同化しています。

たとえば、機内Wi-Fiサービス。

国内線はJALが無料でANAが有料でした。

40分550円、時間制限なしで1,050円という

価格でANAが提供しています。

これが4月から無料になります。

理由は正確にはわかりませんが、思ったより

有料でWi-Fiを利用する人が少なかったので

無料という経営判断をしたとも予想できます。

もしくは、JALが無料だったのでANAも

JALに合わせていくことを優先したかもしれません。

このようにサービス、価格帯が同化する現象が

発生するのです。

ということは、業界の大手会社寡占状態を見れば

将来予測ができるということになります。