【fjコンサルタンツ365日Blog:3365投稿目】
総務省の家計調査(2人以上世帯)についての
記事を取り上げます。
世帯あたり消費支出について
1993年と現在(2017年)を比較すると
・被服・履物:51%減
・食料、住居:10~11%減
となっています。
被服・履物は実に半減。
その内訳は、アパレル業界の勝ち組、
負け組を見れば想像できます。
この20年で伸びた企業は
・ファストファッション系企業(低価格帯)
であり、逆に減少したのが
・高価格帯アパレル企業(百貨店)
だからです。
消費活動はこの20年間で真逆に方向転換
してしまったのです。
言い換えれば
【価値観】
が変わったとも言えます。
となると、収入が増えても消費が増えない
理由が理解できます。
被服・履物の領域は減らせることが
できる支出だったわけですが、減らして
みたらさほど必要ではなかったことに
気がついてしまったのです。
価値観の転換が起こってしまったのです。
「ミニマリスト」
「片付け術(整理術)」
というキーワードが流行ることも頷けます。
この価値転換を理解しながらビジネスを
組み立てないと経営の失敗を招くかも
しれません。
【出典】
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27986710S8A310C1MM8000/?n_cid=NMAIL006