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売り場 雑誌

駅ナカ雑誌販売が1/10になっている

駅ナカの雑誌販売金額が減っています。

・1993年:874億円

だった販売金額が現在は1/10になっている

とのこと。

 

25年かけて9割減になっています。

現在の金額は出ていませんが1/10ならば

80〜90億円程度ということ。

 

駅ナカとは、今回の場合

・JR東日本:790店舗(ニューデイズ等)

・JR東海:170店舗(ベルマート等)

の合計960店舗のことです。

 

駅ナカの店舗の書籍は9割マンガが占めて

いたようです。

 

そのため急激な売上減少となっているようです。

 

出版物の販売金額の中ではシェアは1%以下なので

金額だけを見れば大きく市場を減少させる要因では

ありません。

 

流通会社が撤退しトーハンが引き継ぎ

今回の報道では、今まで流通を請け負っていた会社が

撤退したとあります。

 

そのため取次店のトーハンが流通を引き継ぎました。

完全撤退もありますが影響力が大きいので

救済した形になっています。

 

駅ナカから雑誌販売が消えたら、ユーザーは

「とうとうなくなったか」

ということを自覚してしまいます。

 

そうすると雑誌を買うという行為が

・古くさい行動

と認識されてしまう恐れなのです。

 

書籍は流通が生命線

今回のことで流通の大切さを感じました。

ビジネスは商品が移動させなければ

始まらない部分がまだまだ残っているのです。

 

しかし、市場が縮小すれば維持できなく

なるのです。

生命線さえ維持できなくなるのが現実なのです。

 

生命線が断たれれば一気に市場が消滅するのを

感じます。

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今後の予測

雑誌が売れないのではなく、情報を得る

手段が増えただけ、と考えています。

 

以前は雑誌でしか得られなかった情報が

あっただけなのです。

 

雑誌に魅力がなくなったわけでもありません。

雑誌を見れば内容は充実しています。

得られる情報の質が以前と下がっているとは

感じないのです。

 

しかし、情報の流通経路が単に増えています。

スマホひとつで情報を得られるだけなのです。

 

消費者は情報が常に手元にあると認識して

います。

 

あえて雑誌を購入するということを忘れて

しまっているようです。

 

それほど、

・便利

な方向に流れていくのです。

 

これは業界の構造変化ととらえます。

雑誌を店頭で販売することに力を

入れていたも解決にはなりません。

 

もともと強みである編集力を活かして

ネット、スマホへ情報を伝達することが

今後のメインになるだけなのです。

 

しかし、既存ビジネスが巨大過ぎるほど

大きな方向転換ができない、ということ。

 

あと数年かけてゆるやかに変化していくと

予想しています。

 

人口動態と連動していくことでしょう。

 

【出典】

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO34758530Z20C18A8TJ3000/