【fjコンサルタンツ365日Blog:3552投稿目】

https://www.youtube.com/watch?time_continue=23&v=hTKnu-5JwiE

タダで自動車が手に入るとは

 

トヨタの水素自動車ミライ(Mirai)

話題になっていますね。

 

このミライがタダで手に入る、という

ことが話題になっています。

http://agora-web.jp/archives/2034714.html

 

この話しは、以前にも自動車専門サイトで

取り上げられていました。

 

ミライの価格は新車で700万円超。

見かけることは少ないと思います。

中古車市場でも最安値で300万円を

切る程度。

 

このミライの新車をタダで手に入れる

仕組みというのが

・国からの補助金202万円

・東京都からの補助金101万円

・港区から50万円

で353万円を補助金でマイナスできる

という内容です。

 

残りは、トヨタが残価設定を打ち出して

いるのです。

 

4年後に半額で買い取る仕組みです。

これを利用すれば4年間はタダで

ミライに乗ることができるという

内容なのです。

 

ただ、台数等制限がないわけでは

ありません。

 

補助金も限度枠があると思います。

いつまでも続くとは思えません。

 

しかし、普及させるためにトヨタと

国がタイアップした形になっています。

 

というのもこの水素自動車は国が推進して

進めた経緯があります。

 

そこにトヨタが加わったのですが

思うように伸びていないのが現状です。

 

今回の施策が起爆剤になるかはわかりませんが

普及のきっかけになると感じています。

 

水素自動車の普及要件

水素自動車が普及するかどうかは

水素自動車の環境によりけりです。

 

これは電気自動車も同じなのですが

利用者から見た環境がどこまで

整うかが課題になるのです。

 

水素自動車の場合、一回の充填で

・約650km

走ると数値が出ています。

 

充填にかかる時間も

・3分間

で終わるのが特徴です。

 

電気自動車は一回の充電に時間がかかる

ことがネックになっています。

 

継ぎ足しながらドライブするのが

困難なのでそれがネックになっているのです。

 

その点、水素自動車は充填時間が短いので

もっと広がってもよいと感じます。

 

しかし、水素を充填する水素ステーションの

数が徐々にしか増えません。

 

そこが普及のスピードを決めているように

感じます。

 

現在水素ステーションは今年に入って

・100ヶ所

を超えたところです。

 

しかも毎日稼働しているようではありません。

平日だけ稼働のところも多く週末未稼働の

水素ステーションがあるのです。

https://toyota.jp/mirai/station/index.html

 

海外より多いと比較をしていますが

実用的な数にはまだ到達していない

ということです。

 

こうした環境、インフラが整わない限り

水素自動車の普及時期は訪れないのでは

ないでしょうか。

 

というのも、水素ステーションは

ガソリンスタンドを建設するよりコストが

かかるといわれています。

 

電気自動車の充電場所が多いのは水素ステーションに

比べて設置コストが低いのが要因です。

 

こうしてみると、

・電気自動車は充電場所は多いが充電時間がかかる

・水素自動車は水素ステーションが少ないが充填時間は短い

と一長一短があるのがわかります。

 

それぞれのマイナス点をクリアするのにまだ

時間を要しているので爆発的な普及まで

到達していないのが現実です。

 

今後も緩やかながら広がっていくとは思いますが

時間はかかりそうです。