【fjコンサルタンツ365日Blog:3561投稿目】
単身世帯数が増加している
単身世帯数は人口減とは反比例して
増え続けています。
ニュース等の論調では
・結婚しなくなった
という内容のものもありますが実際には
・高齢者の単身世帯増加
も大きな要因のひとつです。
今まで、モデルのなる世帯像というのは
・4人家族(子ども2人)
で就業しているのは1人のみという設定でした。
しかし、現在はこのようなモデルの世帯数が
減少しています。
4人家族であっても就業者数が2人の世帯が
増えているからです。
単身世帯数の推移を振り返ると
・1990年:939万世帯(総世帯数:4,067万世帯)23%
・2000年:1,291万世帯(総世帯数:4,678万世帯)27%
・2010年:1,678万世帯(総世帯数:5,184万世帯)32%
・2015年:1,841万世帯(総世帯数:5,333万世帯)34%
となっています。
単身世帯数は25年間で
・2倍
に膨れています。
総世帯数が25年間で
・1.3倍
なので単身世帯数の増加率の方が高いことがわかります。
【出典】
単身世帯の割合が30年で2.4倍に
総世帯数の中における単身世帯数の割合も
同様に増えています。
上記データからみると25年間で
・23%→34%
と割合が増えているのがわかります。
他のデータでは30年前と比較して
・7%→17%
と割合が増加していると出ています。
【出典】
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO35637780R20C18A9NN1000/
また現在では5世帯のうち1世帯は
・働かないひとり暮らし世帯
となっているとのこと。
そこまで想像していない人も多いのでは
ないでしょうか。
実態はここまで来ているということです。
今後はひとり世帯向け商品サービスが増加する
ビジネスでは
・ひとり世帯向け
の商品サービスが広がっています。
隣接している企業は、ひとり世帯向けの
商品サービスを考える時期に来ているようです。
特にIoTの業界は今のところ工業、農業系の
(法人向け)商品サービスを出していますが、あと数年すれば
ひとり世帯向け(エンドユーザー向け)へと
展開するはずです。
商品の供給が広がり、コストダウンが可能になれば
エンドユーザー向けに広がるでしょう。
特にひとり暮らしを見守ることはニーズが高く
緊急性もあります。
本当はセキュリティ会社が行えばいいのですが
価格設定が高いのでエンドユーザーへの普及には
時間がかかると思います。
そうなると新規参入、異業種からの参入により
価格破壊が起きて一気に広がると見込んでいます。
人口動態からビジネスを考えることは
経営者に必須だと感じます。