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補助スーツ

作業軽減する補助スーツ(ロボットスーツ)

定年が延長されようとしている昨今、

仕事における補助的機能をもった

ツールや道具は今後普及すると

予想しています。

 

ロボットスーツのサイバーダイン社

大手企業の出資を受け、上場まで

しています。

 

現状は、

稼働台数は約1,500台、

2018年3月の売上は17億円で

営業損益はマイナス10億円と

なっています。

 

サイバーダイン社のロボットスーツは

・高性能商品

です。

そのため購入費用や保守費用、もしくは

リース料は高額になります。

自動車1台分ぐらいになるのではないでしょうか。

 

高性能高額商品というポジションになっているので

思ったより普及速度は遅いと感じます。

 

いわゆるキャズムの時期なのだと感じます。

キャズムとは、売れると思った商品が途中で

売れ行きが止まってしまう谷部分のことです。

キャズムを乗り越えると一気に普及すると

いわれています。

 

今後の動向は注目です。

 

動力不要な補助スーツ

ようやくですが日本でも動力不要の補助スーツが

広がりつつあります。

1分で装着可能、腰だけでなく腕の負担も軽減する補助スーツを開発

これは、バネやゴムベルトなどの伸縮力を

活用した補助スーツです。

 

元になる理論は

に掲載されています。

 

この商品は

・ゴムベルトスーツ

となっていますね。

 

もともと介護労働者の腰痛対策で開発された

としています。

 

大学側と共同開発している会社は

旭蝶繊維株式会社

というワークウェア専門のアパレルメーカー。

 

こうした補助スーツは動力不要なので

・長時間使用可能

・ランニングコスト不要

・充電などの手間がかからない

・補修メンテ費用が低い

といったメリットがあります。

 

もともと米国の自動車メーカーでは

こうした補助スーツが採用されています。

(バネ式補助スーツ)

 

日本では本格的なものは見たことが

ありませんでした。

 

動力を用いた補助スーツ(ロボットスーツ)は

価格がネックで普及するのに時間がかかりますが

その点、動力不要の補助スーツは簡易的ですが

安価で効果はあるので、そんな商品が出れば

普及すると見込んでいました。

 

介護に限定されず、通常の生活やリハビリに

おいても有効なツールだと思います。

 

こうした商品群を扱う企業群は普及期を

迎える前に取り扱いに手を付けておくべき

だと感じます。

 

新しいモノが好きな人が会社の中にいると

すぐ扱っていると思います。

 

失敗も多い手法に見えますが、ビジネスとしては

理にかなった方法論だと思います。

 

リスクのない範囲で扱うことはさほど大きな

代償にはなりません。

このような部分こそスピードだと感じます。