【fjコンサルタンツ365日Blog:3615投稿目】
昨日は「レジリエンス」を取り上げました。
このレジリエンス能力(回復力、復元力)を養うには、
・どのような経験
・何の力
が必要なのか具体的に考えていきたいと
思います。
良好な人間関係
まず最初に取り上げるのが
・人間関係
です。
レジリエンスには
・良好な人間関係
の経験があることがベースになります。
これはこの後に出てくる求められる能力を
身に付けるための土台になるからです。
信頼し、信頼されるという経験があるから
ほかの能力も身に付いていくということです。
困難な状況を受け入れる力
レジリエンスには、
・困難な状況を受容する力
が必要になります。
困難な状況になった時、逃げ出したくなる
のですが、そうではなく自分のこととして
その局面を受け入れることです。
自分ごととして「直面している」と
納得することでしょう。
困難な状況が発生することは、他人の
不可抗力で起こることもありますが
だからといって困難な局面を部分的に
受け止めていては回復させることは
無理でしょう。
発生した事象を100%受け止めることが
できる人だけ解決へと導くことができる
ということです。
選択肢がないと感じる状況でも決断できる
困難な状況を受容した後に求められるのは
決断です。
その決断は明確な判断ができない選択肢の
中から選ばなければならないことが多いのです。
時には「打つ手がない」状況であったり
「八方塞がり」であったりします。
ビジネスでは、資金が不足している状況で
マーケティングを展開しなければならない
こともあります。
劣勢の状況で何かを決断できる力が
レジリエンスになるのです。
究極の決断をする感覚です。
前進後退のどちらもメリットデメリットが
あり、五分五分の状況でどちらか一方を
決断するということです。
感情をコントロールできる
レジリエンスの中で重要な能力として
・感情コントロール
があります。
いわゆるセルフコントロールができる
ということです。
興奮せずに困難な状況を判断でき、
思うように進まない時もイライラしない、
怒らない能力のことです。
困難な状況の時、あるリーダーは怒りを
爆発させることで回復させようとします。
これが何度も通用することはありません。
最後には見離されるだけです。
困難な時ほど冷静沈着に振る舞うことが
できるのはひとつの能力です。
視野が遠くまで見渡せる
視野が広いことはメリットが大きいです。
特に時間的に視野が広いことは復元力には
直結する力だと感じます。
時間的な視野には、
・近い視野(現在)
と
・遠い視野(将来)
に分けられます。
遠い将来まで見通せる視野がここでは
不可欠です。
困難な状況を何とかする時には全員が
近視的視野に陥ります。
目の前の課題解決に全力になってしまい
時には道を見失ってしまうのです。
そんな時の軌道修正が出来る人は
時間軸で遠い将来まで見通すことが
出来る人なのです。
遠くまで見通せるので今取り組んでいる
ことがどこに向かっているのか判断できる
ということです。
身体的な調和がとれる
冷静な判断や感情コントロールできるには
メンタルとともに身体的な調子が左右されます。
これを身体的な調和がとれている状態と
いいます。
メンタルと身体は連動しているので
困難な状況の時ほど身体のことも
避けて通れないのです。
経営においては経営者やリーダーが
身体的な調和を崩してしまうと
経営自体も崩壊しかねません。
「寝るのも仕事」だと感じます。
自分の身体の休息は他の人が
代わってくれるものでもありません。
その点を無視することはできないと
感じます。
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