【fjコンサルタンツ365日Blog:3625投稿目】fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆
リーダー像が変化
時代によってリーダー像が変化するのは当たり前ですが、10年前、20年前と比較するとこの数年は大きく変化したと実感しています。5年間で真逆へと転換したと考えても差し支えない状況です。と言いますか、それぐらいの転換だと感じたほうが経営がやりやすいでしょう。
20世紀型と21世紀型
ではどのように変化してきたのか?
変化したのか?を見ていきたいと思います。比較は大きく分けますが20世紀型と21世紀型で分けて考えてみたいと思います。現在の30代後半以上の年齢層と30代前半以下の年齢層との価値観の比較だと感じています。そこに明確な価値観の溝があるのは確かです。
無駄が嫌いな21世紀型
21世紀型は「無駄が嫌い」です。
意味のないことをしたくないと考えています。仕事でも最終目的を達成するために邁進しますが、目的達成以外のことは意味がないと感じて取り組むことはありません。
意味のないことを強要しないリーダーが多いのも特徴です。伝統や歴史といったことを大事にしないように見えることもあります。上の世代から見れば「破壊者」として映ることもあり誤解されている面もあるかもしれません。
本質を見極める21世紀型
無駄なことが嫌いというのは別の側面から見れば「本質を見極める」目を持っているとも言えます。これは自分の頭で考えることができるリーダーでもあり優秀であると評価できます。
本質を見極める能力が高いのはビジネスでは最短距離を歩むことができるのでメリットが大きい。しがらみや伝統を省みない行為かもしれませんがイノベーションはこうした本質を見極めるリーダーが起こしていくものなのです。
シンプルな方向へ流れる
本質を見極める行動は、まわりからシンプルな行為だと解釈されてしまうこともあります。シンプルというのは評価できるものだと個人的には思うのですが、評価されないこともあるのが現実です。
シンプルに捉え行動することは、「簡単な行為」に見えてしまうのです。しかし、複雑なことをシンプルにすることの方が難易度が高いことを知っておくのも損はありません。容易なことを複雑に説明することより難解なことをシンプルに理解させることの方が技術レベルが高いのです。
経営は社会貢献
経営は、社会貢献です。
21世紀型のリーダーは、この点を認識しており実践できる力をもっています。20世紀型のリーダーは頭でわかっていても実践することができていません。社会貢献より自分を満たしたいと、考えてしまうのです。自分が輝きたいという、気持ちが先に来てしまうのが要因です。
まとめ:経営は未来をつくる
経営は未来をつくる仕事です。そこにはリーダーが不可欠です。今後は21世紀型のリーダーが必要になっていくでしょう。自分も大切にしながらも、利他の精神で未来をつくっていくからです。本質を見極める目を持ちながら、将来へと導く存在だからです。そう考えると今後の世の中もまだ楽しみばかりだと思います。