【fjconsultants365日Blog:3680投稿目】〜1日3分、3ヶ月で1冊分の知識転移〜
コトバ(言葉)に影響される
人はコトバ(言葉)から影響を受けます。
自分の求めていることが抽象的な場合、
それを明確に表現してくれるコトバを
探そうとします。
なんとなくこのままじゃダメかな、と
感じている時は、鼓舞してくれるコトバを
探そうとします。
私もそうでした。
人に会いにいってコトバを探したり、
書籍の中にコトバを求めたりしていた
時期があります。
自分の状態を正確に表現してくれるコトバを
見つけた時に
・共感
したり、
・共鳴
するのです。
周波数が合う、という表現もあります。
コトバが仲介して振動が同調するのです。
人は他人から影響されると言いますが
具体的には他人のコトバから影響される
のです。
リーダーの発言によって会社、組織、部署が
一気に成長したり、減衰したりするのは
そんな背景があるからです。
リーダーは自分の発するコトバを言う前に
考慮するプロセスを身につけることから
だと感じます。
リーダーに就任した時
「何も言えなくなってしまいました」
と発言された方がいます。
その感覚が大切だと感じます。
過去出会ったコトバ
過去に出会った熱いコトバを
思い出してみます。
最初の仕事をしていた20代のころ、
「いいか、(仕事で)命取られることはないから」
と何度も言われました。
別に危険な仕事をしていたわけでは
ありませんが、仕事に対してそれほど
熱心になることができない時期だった
ので、鼓舞するために言ってくれた
コトバのひとつです。
「10年はやいんだよな〜」
これは、ある人が独立する時に、まわり
の人が言い放ったコトバです。
独り言のような感じでした。
ようするに、顧客へ提供する技術が
まだ未熟だったことを言いたかった
ようです。
私は、
「あの人で10年はやいのか?」
とショックを受けたことがあります。
仕事のレベルを実感させられたコトバ
でした。
ただ熱いコトバを発すればいいのか
リーダーは熱いコトバを発すると
うまくいくのでしょうか。
というのは、コトバは
・誰が発言するのか
によって重みが違うからです。
借りてきたコトバを発しても
・空回り
することもあるからです。
いわゆる滑っているコトバです。
熱いコトバを仕入れてきて自分が
発しても効果があるとはいえません。
あくまでも、その人の行動や実績が
加味されて効力が発揮するものです。
熱いコトバには、熱い実績や熱い姿勢が
求められてしまうのです。
しかも持続性も求められてしまいます。
熱いコトバを発していた人が数年後に
穏やかになってしまえば信用を失う
ケースも出てきます。
軽はずみなコトバでは共感されない
ということ。
マネだけでも共鳴してくれない
ということです。
その点をあらためて感じました。