1/3は信号で止まっている
運転60分のうち22分は信号で止まっている、
という説があります。
(「日本は信号が多い・・・から」
https://www.businesscreation.jp/2017/06/20
)
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日本の信号機の数は
・20万超
設置されており場所によっては
1/3は信号で止まることになるのです。
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すべては安全のために設置されていますが
それによって「信号で止まる」という
ストレスも大きいのは事実です。
信号で止まることがなくなればいいのに、
と思ったことはないでしょうか。
そんな世の中が実現しそうです。
技術的には可能な世界になってきているのです。
渋滞でなくても信号に引っかかる
そもそも渋滞はなぜ発生するのでしょうか。
渋滞の定義として
「1回の青信号で信号待ちしているクルマを
さばくことができない」
状態のことを指します。
クルマの流入数がキャパを超えた状態に
なると渋滞が発生し、必ずといって
いいほど信号で止まることになるのです。
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では渋滞ではない状態であっても
信号に引っかかるにはなぜでしょうか。
それは、次の信号のタイミングに合って
いない状況が続いているからです。
空いている道路状態であっても信号に
引っかかり続けることもあるわけです。
信号待ちを回避する技術
空いている道路状態で信号待ちを回避する
技術が開発されています。
青信号の最適化速度を推奨してくれるシステム
です。
Green Light Optimization Speed Advisory
略してGLOSAシステムと呼ばれています。
ある一定のスピードで走っていると
ほとんど信号に引っかからない経験が
誰しもあるのではないでしょうか。
その偶然を技術的に発生させるシステムです。
アウディ社が実装しています。
次の信号まで「このスピードで走る」と青信号
で通過できると表示されるのです。
赤信号で止まっている時は、赤信号残り◯秒と
表示されます。
信号機データと自動車位置データから
こうした適正スピードを割り出すには
・信号機データ
・自動車位置データ
が必要になります。
信号機データは下記会社が提供しています。
この信号機データを拾いながら、自分の
クルマの位置を重ねて適正スピードを
表示させる仕組みです。
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これからの世の中は
・最適化
の方向に進んでいます。
単に「便利」という言葉では片付けられない
世の中の無駄、矛盾を解決する最適化の
流れだと感じています。
渋滞や信号待ちというのも時間という観点から
見れば無駄なこと。
それを技術が解決していくということです。
スマホの通信速度も5Gで一気に速度が上がります。
こうした信号で止まらない技術の普及も
加速すると予想しています。
ビジネスにおいても無駄や矛盾を一気にゼロにする
技術が今後は出てくることでしょう。
それくらい楽しい時代になるということ。
楽しみながらビジネスができるということです。