【fjconsultants365日Blog:3,736投稿目】〜1日3分、3ヶ月で1冊分の知識転移〜fjコンサルタンツ藤原毅芳
ニセモノのリーダーとは
とても的を射たことを言っているのにも
関わらず誰も聞いてくれない、誰も
動いてくれないという状況におかれている
リーダーがいます。
正論を言って相手を説き伏せていますが
聞いている側は納得していない。
聞く耳を持たない状況になっている
場合もあります。
どうしてこのようなリーダーになって
しまうのでしょうか。
「人の振り見て我が振り直せ」と言いますが
自分がそうならないためにも振り返って
みたいと思います。
口で言っているだけに思われる
ここではわかりやすいようにあえて
ホンモノリーダーとニセモノリーダー
に分けて考えていきます。
明確な線引きはありませんが理解しやすい
表現にしています。
ホンモノかニセモノかはまず【実力】を
見られます。
プロスポーツ選手、プロの歌手を想像すると
わかりやすい。
スポーツであれば上手か下手の差。
プロスポーツであれば試合で活躍できる実力が
あるかどうか。
プロの歌手であれば歌が上手いか下手かという
歌唱力の差になります。
仕事も明確に実力の差が出ます。
その実力が備わっているかを見られ判断されて
いるのです。
非常時に逃げる姿勢のリーダー
特に仕事で何か問題が発生した時に
リーダーの実力は発揮されます。
ニセモノのリーダーはこうした時に
逃げる姿勢を見せてしまいます。
実力がないので対処できないのも
原因のひとつです。
たとえば売上の急激な減少が発生した時
あるリーダーはこんな発言されました。
「それは君の担当だろ。」
と突き放したのです。
教育のために自分でやらせてみるつもり
だったようですが、まわりには実力の
無さを見せつけてしまったようです。
何の実績もないじゃん
あるリーダーは、たまたまですが
実績を出した経験がなくリーダーに
なってしまった人がいました。
いわゆる、スポーツだと練習では
上手、練習試合ではわるくない
選手という枠です。
ただ、公式の試合では結果を出した
ことがない選手といえばわかりやすい
でしょうか。
本番に弱いタイプと言われる選手です。
そんなタイプの人が仕事で
・理論的に
・正しいこと
をまわりに発言しても
「実績ないくせに」
と思われてしまうのが現実です。
ここがニセモノリーダーとなる境界線では
ないでしょうか。
リーダーをホンモノかニセモノで見極める
こうしてみるとリーダーを
ホンモノとニセモノ
という2極で考えるとわかりやすい。
人のことを考えるのもいいですが
自分の振り返りも
「ホンモノか?」
「ひょっとしてニセモノ?」
と見つめ直すこともありではないでしょうか。
この部分はショートカットできるものでは
ないのでごまかしもできません。
最短距離は目指せると思いますが王道しか
ないということです。
ホンモノになるという道を選択すれば
まわりが認めるリーダーへと進んでいく
のではないでしょうか。