【fjconsultants365日Blog:3,761投稿目】
〜1日3分、3ヶ月で1冊分の知識転移〜fjコンサルタンツ藤原毅芳
周りが成長すると取り残された人はどうなるのか
成長している人を見るのが大好きです。
この人成長したなぁ、と感じる瞬間が嬉しいです。
予想を覆して成長していた人は尊敬できる部分を持っているので話を
聞きたくなります。
ただ、どの人が成長するのか、その順番は正確にはわかりません。
しかし、どんな人も成長する可能性はあると考えています。
タイミングがあるのです。成長には。
ただそれだけだと思います。
今回は以前遭遇した場面から考えていたいことがあります。
ここ数年、売上が伸びている会社が多いですが、そんな会社では
スタッフの成長スピードが上がっています。
しかし全員の成長スピードが上がるわけではありません
自分の周りにいる人が成長してしまい、自分の成長が追いついて
いない場合を考えてみたいと思います。
取り残された人は周りの人の成長に気がついていない
客観的に見ていると特定のグループで1人だけが成長せずに
取り残されているのがわかります。
不思議なもので取り残されている1人だけが気がついていない状況で
あるのです。
というのも周りの人は「成長してないな」と明確に気がつくからです。
1人だけが気がついていないシチュエーションを何度も見てきましたが
不思議とその本人が気がつくことがないのは事実です。
ただ、残された1人は次のような感情を抱くことがあります。
避けられているように感じる
成長という軸で取り残されているのですが、なぜかそのように
認識しておらず、自分だけ避けられているように感じているのです。
直接話しをしてくれない、まわりくどい言い方で言われる、
なんとなく影で言われている、と感じるようです。
単に周りの人は、話しが合わなくなったと感じているに過ぎません。
ここが成長スピードの差なのです。
話しが合わない程、成長の差がついてしまっている状態。
ここを避けられているように感じるのです。
自分も成長していると錯覚している
取り残された1人に確認してみると、自分も周りと同じように成長して
いる、と返答してきます。
成長のスピード、成長の度合いをを正確に把握できていないのが
ここでわかります。
一緒にいることでみんなと同じだと思いたい、という気持ちが
はたらいているのではないかと思います。
同じ空間に毎日いて影響されることは否定しませんが、成長するか
どうかは違うということ。
同じ空間にいて一緒に仕事をしていても、どこか個人プレーで
仕事をしていたのではないかと感じます。
まわりからの影響を受けにくい状態のため周りの人からは
取り残されてしまうパターンです。
まとめ
周りの空気を読み、良い意味での影響を受けることは
成長につながる確率が高い。
もしくは、自分の努力なしに成長することも期待できます。
しかし、同じ環境にいても成長しない人はそのまま。
年齢を重ねるごとに成長がないので周りからは「後退」して
いるように感じるのです。
個人も現状維持は後退になるとわかります。
仕事において成長し続けることは正常な進化だということ。
組織には5%程度の人が取り残されるといいますが、ゼロに
なることもありません。
この点を頭に入れながら経営を進めたいところです。