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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆
個人情報買い取ります
「個人データが集まれば作成できるようになります」
人工知能を活用したビジネスでは日常に交わされるやりとり。
ある個人データがあつまれば機械学習にかけて精度を上げる。
その結果、人工知能が正確な判断ができるようになるのです。
ただ、重要な個人データ収集が壁にぶつかっている。
「データが集まらない・・・」
そんな状況になっています。
では、個人データを今後どうやって集めるのか。
許可なくデータを収集することは現在できません。
そのためどの企業でも苦戦しています。
そんな中で動きが出てきているので参考にしながら今後の
動きを探っていきたいと思います。
レシート画像 直接買い取り型
「個人データを買い取ります」
と正面から投げかける企業が出てきています。
ONE
2018年に衝撃的だったのは「レシート買い取ります」という
サービスをはじめた企業。
スタートアップ企業がはじめたこのサービスはパンクしてしまい
すぐにストップ。
今はサービスを限定して運営しているようです。
「画像を撮ってお金にかえよう:ONE」
https://corp.wow.one/
https://apps.apple.com/jp/app/one-e3-83-af-e3-83-b3/id1373644984
CASH b
似たようなサービスは他にもあります。
CASH bでは、アプリをダウンロード後
①買いたい商品をチェック(クリック)
②アンケートに答える
③購入後、レシート撮影送信
という流れ。
これによりキャッシュバックがあるという仕組み。
https://www.cashb.co.jp/ja/business/howto/
カウトコ
もうひとつのサービスはダイレクトに
「レシートを買う所」
とうたっています。
レシートの画像をメールで送付。
そうするとポイントが与えられる仕組み。
ポイントは、貯まると商品やギフト券などに交換できるようです。
https://receipt.kautco.com/
利用状況データ買い取り型
他にもスマホの利用状況をそのままデータとして
買い取るサービスもはじまっています。
Facebookは
「Facebook Study」
https://www.facebook.com/facebookstudy
https://newsroom.fb.com/news/2019/06/study-from-facebook/
というサービスを開始します。
このサービスでは
- インストールされているアプリ
- それぞれのアプリの利用時間
- 所有者の国、スマホ機種、通信会社 等
の情報を収集します。
その情報に対して対価を支払うサービスになっています。
Facebookは以前にも同様なサービスを展開していましたが
批判が大きくなったので一旦休止していました。
今回は新しいサービスとしてリリースするようです。
データは次の石油
今後、国も企業も個人のデータ収集の覇権争いに
なっていくと予想されています。
個人データを集めたほうが勝ち。
そんなシンプルな競争になるでしょう。
そのためにコストをかけて収集することが当たり前に
なっています。
今後、大企業だけに限らず顧客の情報などを集められる
企業が競争優位になるのは明白。
今からでも準備しておくことだと感じます。