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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆

何事も経験か

「またダメだった」
「うまくいかない」
「今回も反応がありません」
とビジネスをすることは結果と対面すること。

失敗が続く、うまくいかない状態が続く、と報告されるとき、
考えることがあります。

失敗が続くには意味があるのではないか、
失敗と感じていたことがそうではないのでは、ということ。

そのように考えること、ありませんか。
なぜ?
どうして?
実はそこからスタートすることがあります。

今回は、その点を深く考えてみたいと思います。

滝

人生は経験することで次のステージに行く

数知れず失敗を重ねてきた。
恥をかいてきた。
だからビジネスがわかってきた。
ビジネスの構造が見えてきた。
そう感じます。

ケガをするような失敗はしないほうがいい。
ただ小さな失敗は経験してもいいのではないか。
というのも、避けられない小さな事故みたいなことは
どうしても発生するからです。

小さな失敗の経験が人生を次のステージへと導く
というのは本当だと感じます。
小さな失敗さえ避け続けた人が人生最大の失敗をしてしまう
事例も見てきました。

何もしないリスクというのは想像以上に大きなリスクであり
大きな失敗を招くのだと実感します。

川

喜怒哀楽のすべてが経験

人間には喜怒哀楽がありますがなぜでしょうか。
人間にとって必要だから喜怒哀楽があるのではないでしょうか。
そう考えるようにしています。

喜怒哀楽がない動物もいることを考えると人間にとって
不可欠なもの。
そのすべてを経験することはまちがいではないのです。

経験といってもバランスよく経験することです。
よいことばかり続けば奢り自信過剰になるだけです。
マイナスなことばかり続けばマイナス思考になるだけです。

だからこそ止まらないこと。
進めばモノゴトが発生し好転していくだけです。
進むことに意味があるのです。

滝

喜怒哀楽すべてを経験するから感度が上がる

喜怒哀楽を経験すればするほど、感受性が上がります。
人の気持がわかる人になっていきます。
感度の高い人になることができるのです。

何も起こらないこともわるくはありませんが感性が上がらず
感動する大きさも限定的になってしまいます。

自分の実力をすべて費やす。
自分の時間をすべて投入する。
そうすることで結果に対して大きく感じるようになります。

よい結果がでれば喜びも大きい。
投入した量が大きければ大きいほど嬉しい。
逆にわるい結果が出れば失望感も大きい。
でも、すべてを出したスッキリ感は感じるはず。

すべてを出して結果が出なかったときは「実力不足」を
真正面から受け入れることができる。
そんなスッキリ感がそこにはあるのです。

経験とはこのように全力投球の経験が成長し続ける原点に
なると感じます。

森

仕事でよいことは2割だけ

ビジネスをしていて【よいこと】と【わるいこと】の割合が
あることを教えてもらったことがあります。
その割合は
【よいこと】2:8【わるいこと】
でした。

このことを教えてもらったころはまだ経験も浅く、実感までは
していませんでした。

ビジネスを経験していくとこの2:8の割合がわかってきます。
よいこと2割のために8割の気分のわるいことが発生するのです。

嫌なことが続けば続くほど、そのあとはよいことしか起こりません。
2:8の割合は不変。
嫌なことが10割になることもないですし、よいことが10割になる
こともありません。

2:8程度だと考えていれば、目の前に起こっていることを
受け入れることができるのです。

理解できればあとは楽。
時間とともに進めばいいだけ。
一喜一憂することもありません。
運がいい、運がわるいといったことも考えなくなります。

まとめ

「何事も経験だ」と学生時代に教えられてから
頭から離れたことがありません。

人生は深く考えても浅く考えても「経験だけ」。
経験がすべてです。

だからこそ、自分で受け入れられる経験をしたい。
そう考えてきました。
だから失敗という考え方はだんだんと小さくなります。
失敗という言葉を忘れるようになります。

そうなればあとは仕事も含めて楽しめる段階へと昇華する。
だから仕事を楽しんでいる人たちがいるのです。
もっともこの部分を広く知ってもらいたい。
そう考えています。