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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆

新規求人数減

新規求人数の1月データが公表されました。
前年同月比で▲16%。
減少しました。

有効求人倍率も下がり1.49倍へ。
急な減少になっています。
(下記グラフ参照↓)

求人倍率推移202001分
https://www.mhlw.go.jp/content/11602000/000600488.pdf

業界別に見ても特別にわるい業界はなく、どの業界も
減少しているのがわかります。

主要産業_求人倍率推移202001分
https://www.mhlw.go.jp/content/11602000/000600488.pdf

ここに来て、コロナウイルスの影響も今後出てくるので
採用市場は転換期に入ります。
主導権が逆転する可能性が出てきました。

人財採用は、求人難の状況が続いていました。
特に中小企業は人手不足が深刻。
「とにかく人が欲しい」と切実な声を聞き続けてきました。

「流れは変わります。急に」と言い続けてきましたが、
その時期がようやく来るようです。
これからは採用に力を入れる時期になります。

慌てて採用しない

去年から伝えていた内容のひとつに
「慌てて採用しない」
があります。

欠員が出たのですぐに人が欲しい場合があります。
こんなときに慌てて採用すれば失敗確率が高い。
本当にそうです。

採用される側は滑り込むチャンスですが、採用した企業側は、
教育に予想以上に時間がかかり、最終的には不適合で辞めていく事例を
増やすだけ。

なので、慌てない。
採用は純粋に見極めていく作業だとあらためて感じます。

湖

採用ツールが多様化

求人のツールは毎年増えています。
今後も増え続けます。
ビジネスモデルとして、採用の業界は有望な市場と認識されて
いるからです。

ハローワークだけでなく、大手求人サイトが主流でした。
今は、新しい企業が採用市場に乗り込んでいます。

そうなると決定打がありません。
応募する人も分散しています。
分散傾向にあるときは、求人の打つ手を増やす戦略になります。
WEB広告が広がったときと同じようなことが発生していると
認識すればいいでしょう。

まずはここから

採用で大切になるのが自社WEBの求人ページ。
もしくは、仕事内容がわかるWEBページがあり、情報を豊富に
出していると応募が増えます。

そのときに注意が必要なのは、
「良いこと」
ばかり書くと反応がわるい。
逆に疑われてしまいます。

どちらかといえば、「苦労する内容」も素直に出してあげると
安心感が出て応募も増えていきます。
入社してからどうなのか、は一番気にしている点です。
クリアな情報を出していきましょう。

まとめ

採用する力も企業の実力。
日頃から採用のために時間を配分しておくと慌てなくてすみます。

欠員が出たときだけ力を入れても焼石に水。
大した結果は出てきません。
運を天に任すだけです。

経営は日頃から取り組んでいる内容が反映され結果に出るだけ。
特に採用についてはそれを感じます。