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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆
最近の動きが速い
毎日流れるニュース。
見ながら感じることは【変化スピード】。
変化する速度を常に感じながら見るようにしているのです。
というのも、この2ヶ月間は変化スピードが速くなっていると
感じます。
変化スピードが速い部分をピックアップして取り上げてみます。
終身雇用から年金まで
令和になった途端に大企業が考えていることを
公にするようになりました。
終身雇用制は維持できない、終身雇用制は制度疲労している
といったことが経営トップから発表されています。
その直後には年金問題。
年金だけでは不足する。
2,000万円不足する、というキーワードだけが話題になり
ほとんどの人の記憶に定着するようになりました。
終身雇用と年金制度。
この歴史ある制度が将来は維持できないことが公に
される時代へと移りつつあるのです。
これ、大きなできごと。
今まで大きく取り上げられることも公開されなかったホンネも
すべて出てきています。
ようするに、今後は思い切って「構造変化させる」という意思表示。
そのように個人的には感じています。
今後は大企業の構造変化スピードが上がるでしょう。
透明性が求められている企業経営
NHKが取り上げたベトナム人技能実習生の実態。
https://www4.nhk.or.jp/P4253/x/2019-06-24/21/31077/2257052/
劣悪な環境、
低賃金、
休みもほとんどなく、
長時間労働
を強いられている。
「助けてください」という動画が流れました。
ある業界が特定で名指しされたため関連する企業は対応に
追われたのです。
こうしたことがNHKで放送されるようになりました。
企業経営は「透明性」が求められる、と言い続けてきたことが
実際に現実になりつつあります。
今後も益々「透明性」が求められるようになるでしょう。
2020年に前倒し
自動車メーカーのトヨタが2020年に前倒しを発表。
「全販売店・全車種併売化」
についてです。
https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/28670855.html
もともと全販売店・全車種併売化は2022年〜2025年に実施する予定
だったのを2年以上も前倒し。
2017年からトヨタの販売店統合や併売化は予測していましたが
これほど慌てて手を打ってくるのは異例のように感じます。
販売店もメーカー側も将来不安が強く感じているのでしょう。
そのため時間がかかる予定だった全販売店・全車種併売化が
前倒しになったのではないでしょうか。
まとめ
変化スピードは速い時期と遅い時期があります。
いまは速い。
変化が速い時期に来ています。
2019年はそんな変化スピードの速い年になるでしょう。
年末に向けてさらに加速するような気配があり目が離せません。