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100年前の時代から経営は学ぶことがあるのか

港

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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆

製造業の業績悪化が見えてきた

新聞記事で公開されましたが製造業の業績悪化が
明らかになりました。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO47939860Z20C19A7MM8000/

予想はされていましたが半数以上が純利益が前年同期比で減少。
(上場会社151社の4月〜6月期の業績調査)
下がっています。
今後も下がり続けると予想されています。

日本では製造業の割合が大きいので影響はあります。
心理的ダメージも与えてしまう可能性があります。
今回は製造業について見ていきたいと思います。

製造

中国減速:景気

仕事が中国と関連している、連動している企業は影響を受けています。
中国の景気が減速しているのが原因。

製造業で中国と関連している企業は現在、「注残」を消化している
という話しもあり、今後もまだ下がる可能性は高いです。

製造業の経営者は「慎重姿勢」と出ています。
リーマンショックを経験した経営者が残っていますので、変化に
敏感に反応しており、業績の下降局面を織り込んでいる大企業も
多いのではないでしょうか。

気になるのは、リーマンショックを経験していない経営者や
景気動向を気にしていない会社。
「そんなに影響出ていない」
と現状だけ見ている人は要注意。

下がることはあっても大きく減少することはない、と思っていると
急激な下降には対応できません。

例えるなら、川下りをしていたとき、緩やかな川から急流になり
最後は激流へとなる感じです。

それが予想外の滝が待ち構えていたりすると、その場では何も
することができずフリーズしてしまうのです。
何も対応できず、滝を落ちていくことに。
大ケガは免れません。

工場

過去の延長で予想しないこと

坂は3つあると言われています。
・上り坂
・下り坂
ともうひとつの
・まさか
があるということ。

経営者の視点、リーダーの視点として求められるのは、近い将来は
過去の延長線上にはならないということ。
過去の文脈上に近未来が沿わないのです。

過去に学ぶ

大不況、大恐慌については歴史に学ぶことです。
リーマンショックについて振り返ることも有効。

しかし、未曾有の状況は10年に一度ではなく100年に一度。
1929年の世界恐慌から学ぶことなのです。

世界恐慌のとき何が起こっていたのか

1929年から発生した世界恐慌。(昭和恐慌)
このときに日本では何が起こったのでしょうか。

・株の暴落

・3割の小売店が夜逃げ

・新卒の3割に仕事がなかった

・中小企業の倒産が相次ぐ

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%AD%E5%92%8C%E6%81%90%E6%85%8C#cite_ref-oouchi_183_18-3

当時の映画で
「大学は出たけれど」(小津安二郎監督)
https://www.japanese-cinema-db.jp/Details?id=5568
が1929年に公開されているのが象徴的です。

こうした大不況のときに大きな影響が出るのは下から3割の部分。
1/3に甚大な影響が出ています。

ということは、上位に入っておくことを目指すこと。
もしくは、他社と比較して優位性を持っておくことです。

まとめ

こうして将来予測をしていると企業は
・継続の強さ
を得ることだと感じます。

継続するには、
・シェアを占める
ことや
・差別化、優位性
を得ることです。

会社規模がなくても、他社ができないことを提供できることは
いかなる時代になっても有効です。
こればかりは、すぐに完成するものではありません。
イザというときのために日頃からの積み重ねをしているかが
問われるようになってきていると思います。