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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆

本物という単語が出てこない

ふと見渡せば「本物(ホンモノ)」という単語が
忘れられた数年が過ぎました。

忘れた頃にまた言葉は流行りだします。
1年後、2年後には「本物(ホンモノ)」という言葉が
また数多く見られる時期に来るでしょう。

ではホンモノとは何なのでしょうか?

道

あらためて一流二流三流を考える

ホンモノを一流と定義するならば、その定義内容は
どのような内容になるのでしょうか。

ある書籍から抜粋してみます。

三流は 、相手の持ち物や肩書で相手を判断して羨ましく思う
二流は 、肩書や持ち物を持ちたがる
一流は 、肩書も何もないが 、目に見えない理念 ・哲学によって人を引きつける

一流、二流、三流の定義が上記のように書かれてあります。
名刺交換をしたときに相手の肩書と自分の肩書を比較して
優劣をつけるのは三流。
肩書という基準だけで判断しており自分の感覚を排除して
います。
このようなときは、肩書で判断力を喪失しビジネス詐欺に
ひっかかることもあります。
肩書はあくまでも企業ごとによって決めるものであり
社会的な基準にはなりません。
その点を考慮して考える必要があります。

高速道路

二流とは

二流は実力がついてきたのに、肩書を持ちたがる状況と
言えます。
ようするに、実力がついてきたのに外部からの評価が
追いついていないので、焦って肩書を持ちたがる傾向に
あるということです。

企業の肩書などは、その内容を知っている人にしか有効では
ありません。
社内や仕入先様、業界には名が通っていても、それ意外の
人には何も関係がないということです。

あくまでもビジネスは「情報空間」によって定義されており
その情報空間に所属しない人にとっては無関係。
何も知らないので肩書も無効であるのです。

大学

一流は

一流は人を惹きつけます。
肩書がなくても人を惹きつけます。
そこにあるのは、肩書ではなく、理念です。哲学です。

「人のためにこれを成し遂げたい」
という本気が試される世界です。

そこには肩書も持ち物もありません。
そこが原理原則。

まとめ

このような一流二流三流のことを考えるといつも思うのは
原理原則
が世の中にあるということです。

原理原則をはずして一流になることはないでしょう。
ここをいち早く知っておくことだと思います。
幸い私ははやい段階で原理原則を知りました。
それが幸いしていると思います。
大きくはずれることはない、ということです。

振り返ってあらためて原理原則のパワーを感じます。
外せないことを外さない。
そんな当たり前のことを忘れないでいたいです。