【fjconsultants365日Blog:3,945投稿目】
~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆
求める内容が変化してきている
求めている内容が変化してきています。
このBlogにどこから、どのようにたどり着くかという内容を
見ると気がつくものがあります。
たとえば
どの投稿記事が読まれているのか、またどのキーワードで
検索されているのかを見ると、転換時期だと感じるのです。
こうした転換期は1年に1回もあるわけではありません。
数年ぶりではないでしょうか。
今回は、求めている内容変化から、いま目指している経営の方向性を
考えてみたいと思います。
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あらためて効率を求めはじめている
働き方改革で休日が増え、残業も規制がかかる時代。
そのため時間が経営課題として注目されました。
ただ、手をつけて改善している企業はどこまであるので
しょうか。
システムを導入してみたが、結局のところ使えなかった
といった話も耳に入ってきています。(勤怠管理 等)
結局、導入が完了したのは給与明細のデジタル化だけ、といった
途中経過の会社もあるかと思います。
何かをしなければいけないと思っているが、効率の
結果を出すにはまだまだ模索状態になっているのでは
ないでしょうか。
消費税がアップし、コストアップの現実が目の前に来ると
コスト削減や生産性を考えなければならない状況が来たとも
いえるでしょう。
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手を付けてなかった営業部門と事務部門の生産性
今後は手を付けていなかった部門の生産性について
改善されることが増えます。
営業部門と事務部門はその中でもフォーカスされると思います。
というのも、今まで何もしてこなかった部門でもあるからです。
それだけ改善の余地があるということです。
営業部門の生産性
営業の仕事は受注を決めてくること。
それ以外の仕事は限りなくゼロに近づけていくのが生産性を
上げる近道です。
極端に考えるほど、
・やらなくてもいい仕事
が見えてきます。
その究極のゴールを目指して、いかにプロセスを描いて
いくのかを考えるだけ。
いきなり、大幅な変更は必要ありません。
ポイントを押さえながらすすめるだけです。
たとえば、
・すべてデジタル化
するのもひとつの方法。
メールやグループウェアは活用しますが、書類作成は
ゼロに近づけていく。
毎月少しずつ減らしていくこと。
社内書類はパワーポイント禁止という会社もあります。
営業日報をエクセルにしている会社もありますが
ここは改良の余地があると考えています。
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事務部門の生産性
意外に見落とされているのがパソコン操作。
いわゆる「ショートカットキー」を知らない人が
多い部署はすぐにショートカットキーを覚える時間を
つくることです。
パソコン操作を攻略することが時短につながります。
そのためには、
・マウス禁止
という手法もいいのではないでしょうか。
あとは、2度手間になっている作業の見直し。
同じことを2度、3度と入力したりするのはゼロにしたい。
そこからです。
システム導入も大切なポイントになりますが、ひとつだけ
コツがあります。
システムはシンプルなシステムが結果的には使いやすい
ものになります。
システムをつくりあげていくと複雑なところに着地する
ことがあります。
そうなると使わなくなり、元に戻ってしまうことがあるので注意です。
まとめ
生産性については経営課題として継続事項です。
ゴールはないのかもしれません。
少しずつでもいいので、生産性を上げる目的で
取り組む事項を継続することです。
結果が見えないので、止めてしまうことがありますが
生産性に関しては、結果が見えないときでも継続することが
結果的には近道です。
粘り強く取り組んだ企業が先に進めることだと思います。