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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆

師走

今年の師走はスロースタート。
そんな状況のことが耳に入ってきます。
年末は「年末商戦」と名前があるくらい業界によっては
繁忙期になります。
なるはずです。

これがスロースタートしているのを感じます。
最近、セールスレター、営業電話、ダイレクトメールが
多いと感じる人もいるのではないでしょうか。

そんなところからも変化を感じるのです。

カレンダー

カレンダーを持って訪問する時期

この時期になるとカレンダーを紙袋に入れて持ち歩いている
人が目に入ります。
営業担当の方でしょう。
お客様の年末挨拶にまわっているところだと思います。

この習慣もまだ続きそうです。
カレンダーは事務所や自宅では有効なツール。
便利なグッズのひとつです。
そのため、カレンダーを持っていくという習慣がなくならないのです。

また、営業側から見ると、お客様の事務所に自分たちの
カレンダーを掲示してもらえると社名がそこに入っているので
宣伝効果もあるということ。
ただ、壁の面積には限りがあるので、争奪戦になっていると
思われます。

走る

この時期だけ許される

年末年始という時期はビジネスの中でユニークな
時期だと毎年感じます。

というのも、この年末年始時期だけは、営業担当がお客様のところに
訪問することが許される時期なのです。

特に、接点の薄いお客様へアプローチできる数少ない時期でもあります。
その点を理解している営業担当は、この時期だけ活動量を増やして
います。

新規活動も同様

接点のないお客様へのアプローチも同様。
紹介してもらうなどして接点をつくり挨拶をすることが
年末年始なら可能です。

段取り良く新しい担当者や新しい顧客へアプローチできる
絶好の機会です。

日頃、なかなかつながりを持つことができない顧客へ
唯一入り込める時期とも言えるでしょう。

まとめ

時期によって顧客の対応が違う。
ここを知っている人はビジネスのチャンスを生み出します。
それがわからない人は、クリスマスや正月を思い浮かべて
いるだけです。

仕事はある意味「チャンス」を探し出すこと。
チャンスを探し出せる人が次のステージへと駆け上がります。

年末年始に決定権を持った顧客に入り込み、大型商談へと
つなげた人もいます。
また年末年始にはイベントや会合も行わるため、その場所に
出向き、誰が参加しているのかを確認しながらキーマンを
探し出すのが得意な人もいます。

チャンスを見つけるのも自分、チャンスを活かすのも自分です。