【fjconsultants365日Blog:4,005投稿目】経営コンサルタント藤原毅芳執筆

プロセスを固定化させるには

「聞いて覚えてください」
「見て知ってください」
「現場に配属になれば理解するようになると思います」
とOJTという名の教育が行われます。

新人が入ると、その都度、だれかが教える役目になり時間を費やします。
毎回、同じことを説明しなければならず、現場では負担に感じているところもあるようです。
そんなとき、マニュアルとか、プロセスを説明した資料がほしくなります。

手順書と呼ばれることもあります。
これをどのように作成していくのか。
作成するときにポイントになることを考えていきたいと思います。

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ナッシーシュナイダーマン図(NSチャート)とは

ナッシーシュナイダーマン図(Nassi-Shneiderman diagram)
(NSチャート)

という手法があります。
もともと、

コンピュータープログラムの作業や処理の手順を図式化したもの

https://kotobank.jp/word/NS%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%88-10226#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89

です。
たとえば下記の右図がNSチャートになります。

NSチャート

フローチャートと比較すると、無駄がない。
見落としが発生しない。
シンプルに理解できる、という特徴があります。

プログラミングが今後の教育には必須と言われている
理由がここにあります。

ミスなく漏れなく

プログラミングは無駄がありません。
というか、無駄があると動きません。
機能しません。

究極のシンプルに行き着く世界です。
そのため、プログラミングをする思考がビジネスで有益なのです。

プログラミングを考える時に、プロセスをすべて網羅しなければなりません。

しかも、矛盾があってはならないのです。
そうして思考パターンを養うことがビジネスでも活かされるのです。

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NSチャート

そのような意味でNSチャートは理解のミスが発生しにくい。
上から下へとプロセスが分離していくのを誰もがわかるようになっています。

最初はフローチャートから

仕事のプロセスを作成するとき、手書きレベルでは
・フローチャート
のほうが向いています。

修正がしやすい、追加しやすい、というメリットがあるからです。
しかし、フローが固まった段階では最終的にNSチャートにまとめることです。

そのほうがシンプルで見やすい、理解に誤解が発生しないからです。

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まとめ

今回はフローチャートとNSチャートだけを取り上げましたがこうしたビジネスプロセスを文字化、図式化するのにはノウハウがあります。

今後もその点について取り上げる機会があるでしょう。
とにかく、会社は仕事の手順、プロセスの固まりです。
プロセスを資料に残すことで資産の顕在化をはかることができます。
やっておいて損はないと感じます。