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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆

実地を見ることにいみがある

たまには高速バス移動。
乗り換えなし、移動時間も短縮できるルートがあったので選択。
高速バスもWEB予約できるので今はストレスはありません。

バスからの景色はマーケティング的には情報の宝庫。
特に一般道は情報量が多い。
道路沿いは暮らしエリアなので、
民家の密集度、
所得レベル、
産業、
といった暮らしのデータが得られます。

山間部でも比較的大きな街があったりすると記憶するように
しています。
というのも、市町村の人口は合併を繰り返しているので実際の街の
大きさをあらわしていません。
その点を考慮しないと、おおきな間違いになります。
合併している場合は、街が点在することになり
商圏が分かれているからです。

実際に見れば即理解できるので、実地を見ることには
意味があると感じます。

余談ですが、
もともと住宅を販売していたので、どのような家が建っているのかも
気になってしまうのは今でも抜けない。
過去の職業病ですね。

高速バス

はじめてのルート

はじめて通る道路は寝ないようにしながら地図で確認。
どのルート、どのエリアを走っているのか、理解。

今回は途中から高速を降りて一般道へ。
峠を越えていきます。
途中で温泉地が複数ありましがた知っていたのは
1ヶ所だけ。

同じエリアにあっても知名度がちがうことを
あらためて実感します。

それにしても

それにしても、日本はどこに行っても道路がキレイ。
山間部を走っても道路が傷んでいるところがない。
完璧な道路。
土木技術のレベルの高さを実感します。

しかし、この状態が続くとは思えない。
維持できなくなる。
そんな時が来てしまうのだろう。
すぐではないにしろ、10年後からは急速に進むのではないか。
高速道路は維持できても、峠を通る一般道は取捨選択されることに。
封鎖される峠道が出てくるのがいつのなるのか、を考えて
しまいます。

街

人を集められるのか

道路維持のそうですが、街の維持、存続も人口に
影響されます。

そう、地方の将来性は企業と人を集められるかにかかっている。
現状維持では人は減り続ける。
そうなると企業と人を集めるしかない。

人気のエリアだけが生き残る。
人気投票競争になる。
ただ、認知度が高まればいいというわけでもない。
認知度が上がっても人が集まるわけでもないから。

やはり魅力がなければ人は集まらない。
「豊かな自然がある」というが、そのコンテンツでは競争が激しい。

「移住したい都道府県」ランキングで長野県が連続14年間
1位になっているのはアルプスがあるから。
個人的にはそう解釈しています。
コンテンツとしては、ワンランク上に位置しているのです。

そんな長野県と自然というコンテンツで争うことはなく
他のコンテンツで目立つこと。

簡単な方法は、そのエリアのコミュニティを差別化する。
コミュニティが良ければ人は集まります。
そこに着目することも解決への近道です。

まとめ

地方のコミュニティについて、補足すると
「楽しい」だけがポイントではありません。

コミュニティを連想すると「楽しい」「ワイワイ」と
いった集まりになりがち。
それ以外にも、生活をするときに価値あるコミュニティが
求められていると考えています。

生活はその人の人生ですから、価値がなければ生活拠点を
移すことはありません。
拠点のスイッチング。
それだけの価値があるコミュニティであればいいだけなのです。
今の生活にない価値を感じるコミュニティ。
そこがポイントです。