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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆
会話にもテンポ感がある
話しをするテンポ感。
文章のテンポ感。
最近、気にしている部分です。
このブログの文章も今年に入り文体を変えています。
その影響もあるのでしょうか。
毎月私の話しを聴いてもらっている人から
「今回くらいのスピード感のほうがいい」
と感想をいただいた。
聴いている人から見て、心地よいテンポ感が
快適さを生み出している。
音楽のテンポも快適な速度があります。
テンポと作業の影響について考えてみます。
BGM
BGMとはBack Ground Music。
作業をしながら、読書をしながら、自然と音楽を
耳に捉えている状態。
音楽が作業に与える影響は当初、妨害しかないと
思われてきた。
それが実験によって「効果がある」と覆された歴史が
あります。
特に音楽のテンポが大きく影響している。
テンポはBPM(Beats Per Minute)であらわされ
1分間に刻まれる拍の数。
BPM=120であれば1秒間に2拍を刻んでいる。
促進効果
BGMが作業に影響があるのは想像できると思いますが
下記の3つの影響結果が出ます。
・妨害
・促進
・効果なし
どのような作業において、BGMは影響があるのか。
作業内容によって変わります。
下記から抜粋してみます。
「BGM のテンポの違いが作業効率に与える影響」
https://www.jcss.gr.jp/meetings/jcss2010/pdf/JCSS2010_P3-47.pdf
実験内容
実験では
・BGMなし
・BPM140
・BPM180
の3パターンで実験をしています。
ちなみにBPM140だと下記楽曲のスピードです。↓
BPM180ですとこの程度のスピードです。↓
(楽曲が見つからずメトロノームです)
効果なし
計算問題を解く実験では、BGMがあってもなくても
正答数に差が見られなかった。
効果なし、となります。
促進効果あり
他の実験
・パソコン入力
・歩行(運動)
では効果が認められています。
パソコン入力では、
・BPM140のときが最も正確
に入力できる。
歩行(運動)では、
・BPM180のときが所要時間が短い
といった結果が出ているのです。
マラソンやジョギングのときは
・BPM180の音楽
を聴きながら取り組むのが一般的に広がっています。
YouTubeには、「ランニングBGM」というジャンルが
あり、たとえば邦楽をBPM180に変換。
その曲を聴きながらジョギングする。
変換するアプリまで出ています。
まとめ
このようにテンポ感によって作業性や運動に
影響が出ます。
人の鼓動もリズムなので関連性があるのでは
ないでしょうか。
体調管理や作業効率を考えるときに、こうした
テンポ感も視野に入れておくと違った視点で
アプローチできるようになります。