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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆

かつてはヒトを運んでいた

新幹線が貨物になる日。
将来そんな日が来るようです。
新幹線はヒトを運ぶものですが今後は変化していきます。
荷物だけを運ぶ手段になるのです。
「かつては新幹線はヒトを運んでいた」
と言われる日が来る。
リニアがヒトを運び新幹線は貨物専用になるのです。

新しい手段が普及すると古いシステムは別の用途に置き換えられます。
日本では貨物のポジションが低い。
後回しにされているように感じます。
専用線路を持っていないのを見ればそれがわかります。

しかし物流は不可欠な存在。
なくてはならないものです。
最近でもトイレットペーパーが店頭から一時的に消えましたが、
これは製造の問題ではなく物流の問題。
日頃、大量に店頭で購入されない商品が一気に購入されてしまったからです。
トイレットペーパーを製造している工場がありますが、そのエリアでも
トイレットペーパーが店頭から消えたのを見るとそう感じます。

花

物流の進化が支えている

物流は生活の根幹。
物流を知らなければ経営はできません。
いつも手に入る、仕入れられると思っているのは幻想です。

世の中は物流で成り立っているのです。
現在、世界中の商品が購入できるようになりつつあります。
つくった商品を海外に販売するのも参入障壁は低い。
個人でもできてしまうレベルです。
その裏側に物流があるのを忘れてはいけません。
物流の進化があるのです。

花

物流を制する

物流を実現する会社が今後は大きく成長すると考えています。
というのも、物流のシステムを構築するのは時間がかかるから。
時間をかけても成し遂げられないかもしれない領域なのです。

この部分、簡単に考えている人も多いですが重要です。
物流をアウトソーシングしている企業もありますがリスクは高いです。
アウトソーシングが止まったら経営が終わるからです。

最初はアウトソーシングで進めるのですが、タイミングを見て
自社配送を部分的に取り入れていく。
そう考える方がベターです。

まとめ

まだ物流の世界は可能性が広い。
実施していない施策がまだあるから。
ということは、今後飛躍的に伸びる分野でもある。

通販モールの楽天は自社物流に手を出して撤退した過去があります。
今後もまた自社物流に手を出していくのでしょう。
そうしなければならない状況にあると考えています。

送料無料を実現するには自社配送へと舵を切るのではないでしょうか。
新幹線の貨物を手に入れたら飛躍するかもしれません。
そう考えるとまだ発展する領域です。